携帯電話から音声を使って銀行取引が可能に――米IBM，モバイルEコマース用音声認識ソフトを発表

【国内記事】

2001年10月29日更新

　米IBMは10月26日，モバイルEコマース向けの音声認識ソフト「WebSphere Voice Server 2.0」と「WebSphere Voice Response with Direct Talk Technology」を発表した。

　「WebSphere Voice Server 2.0」はWebサーバ上で使用するソフト。携帯電話を使って音声でコマンドし，コンピュータ音声応答を受けることで，Webや企業のデータベースへのアクセスを可能にする。バージョン2.0では，より人間に近いコンピュータ音声を実現しているほか，対応言語が中国語（簡体字，繁体字），イタリア語，日本語，スペイン語（欧州，米国，南米），英語（米国，英国，カナダ）に増えている。

　「WebSphere Voice Response with Direct Talk Technology」は音声とキー入力の両方を認識する音声自動応答（IVR）ソフト。携帯電話を使った銀行取引，発注といったさまざまなサービスを自動化する。

　IBMによれば，同社の音声認識ソフトはChyrysler Groupの自動車用通信システム（10月26日の記事参照）をはじめ，各社で採用されるという。

[ITmedia]

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