「特に緊急ではない」話でも,運転中の携帯使用はやめられない?

危険性が指摘されて久しい運転中の携帯電話使用。米ニューヨーク州では,他州に先駆けて禁止法が施行されるという。

【国内記事】 2001年10月31日更新

 ニューヨーク州では,11月1日から米国で初めて自動車運転中の携帯電話使用を禁止する法律が施行される。これに先駆けて米国の自動車保険会社Response Insuranceが運転中に携帯電話を使用するドライバーを対象に行った行った調査によれば,全米のドライバーの45%が運転中の携帯電話使用禁止には賛成と回答した。

 とはいえ,その代替策ともいうべきハンズフリー式自動車用通話システムに対しては,回答者の79%が運転中の「注意力散漫」の原因になると答えたという。携帯電話機能付きPDAに対しても40%が同様の回答をしている。

 また,運転中に携帯電話を使用していた別のドライバーの危険な運転や違法行為を目撃したことがあると答えた回答者は73%にも上った。

 さらに,44%のドライバーが運転中の携帯電話の使用時に話している内容は「特に緊急ではない」と回答しているという。

 Response Insuranceの会長Mory Katz氏は。「多くのドライバーがハンズフリー式の自動車用通話システムを注意力散漫の原因になると回答していることは,携帯電話を持ったまま運転することではなく,会話をしながら運転することが問題であることを示しているといえる」と語っている。

 米国ではニューヨーク州のほか30以上の州で運転中の携帯電話使用を禁止する方針を固めつつある(10月3日の記事参照)。日本でも運転中の携帯電話使用の危険性は指摘されており,今後の動きが注目される。

[ITmedia]

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