携帯電話出荷台数，4カ月連続マイナス──JEITA

携帯の出荷台数が減少している。上半期累計では横ばいだが，4カ月続けてマイナスが続いている。

【国内記事】

2001年11月8日更新

　電子情報技術産業協会（JEITA）は11月8日，移動電話の国内出荷実績を発表した。国内出荷数量は466万8000台で，前年同月比で83.6％と4カ月連続のマイナス成長。2001年度上半期の実績累計では2648万2000台と，前年比100.6％でほぼ横ばいだった。

携帯・自動車電話の最近の出荷実績

	出荷台数	前年同月比（％）
5月	423万9000	117.6
6月	414万5000	98.7
7月	358万9000	99.6
8月	398万9000	99.9
9月	435万9000	85.5

　うち携帯・自動車電話の9月国内出荷数量は435万9000台，前年比85.5％と落ち込み幅が拡大した。JEITAでは新規加入者増の頭打ち傾向や，買い換え需要の減速により在庫が増加しているためと見ている。

　2001年度上半期実績累計では，2495万台，前年比103％。「4-5月実績が好調だったため，後半の下落傾向はあるものの，全体では横ばい」（JEITA）

公衆用PHSの最近の出荷実績

	出荷台数	前年同月比（％）
5月	26万7000	73.1
6月	22万7000	56.0
7月	27万5000	86.3
8月	20万3000	79.1
9月	30万9000	63.4

　公衆用PHSの国内出荷数量は，加入者減の傾向が続いている影響で7カ月連続のマイナスとなった。

[斎藤健二，ITmedia]

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