新バイオC1ファーストインプレッション(1/3)

初代からバイオを愛用し続けているライターが見た,新バイオとは? MPEG-2ハードウェアエンコーダや1280×600ピクセル液晶の搭載は魅力的だが,「無線LANよりもBluetoothの内蔵を優先した」ことについては疑問を感じているようだ。

【国内記事】 2001年11月9日更新

 新しいバイオC1となる「PCG-C1MR/MRX」は筐体デザインを一新,「MPEG-2ハードウェアエンコーダ内蔵」や「Bluetooth内蔵&IEEE802.11b無線LAN付属 (C1MRXのみ) 」といった新機能を盛り込んだニューフェイスである。バイオC1シリーズを発売前から愛してきた筆者が新バイオC1のインプレッションをお届けする。

バイオC1シリーズの10代目となるPCG-C1MR/MRX

 1998年に「ビデオカメラ内蔵ミニノート」という新風をノートパソコン業界に巻き起こしたソニーのバイオC1シリーズは,今もなお売れ続けているロングセラー商品だ。

 そのバイオC1シリーズに新モデルが投入される。モデルとしては10代目 (初代C1→C1R→C1S→C1XE→C1XF→C1XG→C1VJ→C1VR→C1VSに続くモデル) ,3回目のメジャーアップデートとなる新モデルは「PCG-C1MR/MRX」という型番で,来週末に発売される予定だ (発表のニュースはこちら) 。

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PCG-C1MR/MRX (右) と初代C1。ビデオカメラ内蔵ノートの決定版だ

 筆者はMacintoshをメインに使っているのだが,このバイオC1シリーズは初代C1の登場以来,熱愛している (初代C1登場前のレビューはこちら) 。勢い余ってこんな書籍を書いてしまったほどだ。故にバイオC1シリーズのモデルチェンジはいつも気になるし,今回のような大きなメジャーアップデートとなると,いてもたってもいられない。そこで今回,試作機に触れる機会をもらった。

 スペックについては製品情報ページにまとまっており,性能については近々掲載される特集記事で詳しく書かれるはずだ。ここでは使用感を中心にインプレッションという形でまとめることにする。

4つのセールスポイントの実際の使用感をチェック

 PCG-C1MR/MRXの大きなセールスポイントは「新設計筐体」「MPEG-2ハードウェアエンコーダ内蔵」「Bluetooth内蔵&IEEE802.11b無線LAN付属 (C1MRXのみ) 」「1280×600ピクセル液晶搭載」の4点だ。まずはこれらをチェックした。

新設計筐体

 新設計筐体というのは,すなわち筐体デザインが新しくなったということ。サイズや重さに大きな変化はないが,端子やスロット,ボタン,スイッチ,LEDなどの配置が変わった。側面にあったジョグダイヤルはキーボードの奥 (本体とディスプレイパネルの付け根付近) に移り,持った状態で使うときに操作しやすくなった。

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内蔵ビデオカメラと連動するキャプチャボタンの隣にジョグダイヤルが

 こうした“新機能の搭載/使い勝手の改良に伴うデザイン変更”はC1S→C1XEやC1XG→C1VJといったメジャーアップデートのときにも行われていたのだが,今回のC1VS→PCG-C1MR/MRXでは“イメージデザインの変更”も行われている。主に色によるイメージ変更なのだが,開いたときのメインカラーがこれまでの灰色&紫っぽい色から黒&紫っぽい色になり,表面も軽くコーティングされているような感じになった。閉じたときも,これまでは全面が銀色で覆われていたが,PCG-C1MR/MRXは縁に黒&紫のラインが入っている。

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開いた様子。黒っぽい紫 (?) が基調となっている

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単なるシルバーだけでなく黒紫のラインが縁に走る

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これまでは単なるプリントだった「VAIO」ロゴがきちんとエンボスになっている

 陳腐な表現で恐縮だが「近未来的なイメージになった」とでもいえるだろうか。個人的にはこれまでのような暖かみのある方が好きで,バイオC1シリーズのイメージに合っているように思えたが,イメージデザインの好みは人それぞれなので各人で評価していただきたい。

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