ドコモ,iモーション対応端末「FOMA N2002」を11月19日発売FOMA期待の新機能,iモーションが19日から開始される。ダウンロードは瞬時に終了し,料金も16円から。FOMA普及の起爆剤として期待される。
NTTドコモは11月19日から,iモードの新サービスとして動画クリッピングサービス「iモーション」を11月19日から開始すると発表した。併せてNEC製の対応端末「FOMA N2002」が発売される(端末の詳細はこちら)。
あくまで,iモードの拡張機能iモーションは数あるFOMAのサービスの中でも「一番FOMAの特徴を活かしたサービス」(夏野氏)であり,ドコモ首脳陣の期待も高い(11月9日の記事参照)。12月1日からは南関東・東海・関西にFOMAのエリアが拡大され,当初からN2002が発売される(11月7日の記事参照)。 iモーションはFOMAのパケット通信を使って,最大384Kbpsの速度で動画ファイルをダウンロードし,再生するサービス。利用にはiモードの基本使用料以外の料金はかからない。動画ファイルはASFフォーマットで最大100Kバイト。映像圧縮方式にはMPEG-4,音声圧縮方式にはAMRを用いる。音声はステレオにも対応可能だという(実際に動くiモーション映像はこちら)。 また「iアプリからの起動も可能」(夏野氏)だ。 今後の端末にはiモーション機能が基本機能として入り,「2002タイプにはすべてiモーションが入っている。(年度末に予測されている契約数)15万のうち,かなりの数をiモーション端末が占めるだろう」(ドコモ営業本部FOMA営業推進室企画担当部長の須藤章二氏)。 夏野氏が改めて強調するのは,“iモーションはiモードの拡張”だということ。iモーションファイルは,GIF画像やiメロディファイル,iアプリと同様に扱われるという。「動画だけですべてが完結するわけではない。動画は1つのツール」(夏野氏) ユーザーはiアプリをダウンロードするのと同様に,iモードサイトからiモーションをダウンロードし,再生する。N2002には5〜50個のiモーションファイルを保存できるようになっているが,著作権への配慮から「保存できるかできないかは,(提供元の)コンテンツプロバイダが選べるようになっている」(夏野氏)という。 ダウンロード料金は16円〜169円iモーションも従来のiモードコンテンツと同様に,「19日の(端末)発売と同時にサイトで(iモーションの)仕様を公開する」(夏野氏)予定で,一般のユーザーもコンテンツを自由に作って公開することができる。 FOMAのパケット料金は,パケットパックの有無によって大きく異なる。100Kバイトのiモーションファイルをダウンロードした場合の料金は,以下の通り。
iモーションでは,3つのパターンのコンテンツが用意される。
動画だけでなく,静止画や音声のみのコンテンツも用意されるのは「動くことに意味があるのではなく,情報がリッチになることに意味がある。無理に動かす必要はない」(夏野氏)という考えがあってのこと。静止画コマ送りの場合はダウンロードサイズが少なくて済むこともあり,コンテンツプロバイダが自由に使い分けられる。 実機でiモーションをダウンロードすると,まさに一瞬のうちに完了する。100Kバイトのファイルは384Kbpsの速さだと2秒程度しかダウンロードにかからない。映像はさすがに荒いものの,十分に見て楽しめる品質だ。 コンテンツは,当初37コンテンツが提供され,8コンテンツは完全無料。28コンテンツは一部無料で視聴できる。NTTドコモからも,全国で放映されているテレビCMが提供される予定だ。
[斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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