iモーション対応の「N2002」はTFD液晶に

iモーション対応の「FOMA N2002」は,従来機の機能をすべて引き継ぎながら,Javaや着信メロディ,Webページの取得サイズなどにも改善が加えられた。

【国内記事】 2001年11月14日更新

 NTTドコモは11月14日,FOMAの新サービスとして動画クリッピングサービス「iモーション」を発表。併せて対応端末として「FOMA N2002」が19日から発売される。

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ディスプレイは6万5536色TFD液晶に

 FOMAのスタンダード型である「FOMA N2002」は,ボディ形状,基本機能ともに「FOMA N2001」を踏襲。「N2001の後継機」(ドコモ営業本部FOMA営業推進室企画担当部長の須藤章二氏)という位置付けだ。12月からFOMAは南関東・東海・関西地区にエリアを拡大するが,当初からN2002が投入され,N2001の発売予定はないという。

 N2001からの主な変更点は以下の通り。

  N2001 N2002
iモーション ×
ディスプレイ 有機EL 6万5536色TFD液晶
iアプリサイズ 10Kバイト 30Kバイト
カラー シルバー,レッド シルバー,フォレストブルー

 最大の違いは,iモーションへの対応だ(11月14日の記事参照)。併せてWebブラウザの仕様も変更され,最大100KバイトのWebページの読み込みに対応した。iモーションファイルを本体内に保存することもでき(コンテンツプロバイダーの意向によっては保存できないものもある),件数は5〜50件となっている。

 またディスプレイは4096色の有機ELから,6万5536色のTFD液晶に変更された。「(有機ELは)量産がなかなかできない」(須藤氏)

 iアプリサイズが「FOMA P2101V」同様30Kバイトに拡大されたほか,着信メロディサイズも20Kバイトになり,iメロディフォーマットだけでなくスタンダードMIDIファイル(SMF)にも対応したという。

 そのほかは,N2001から多くを引き継いでいる。ACアダプタなどのオプション類は共通で,マルチアクセス,マルチタスクにも対応している。

 価格はオープンプライスだが,「現在のスタンダードタイプと同等」(須藤氏)と,市場価格は4万円前後が予想される。連続待受け時間もN2001と変わりなく,販売時はやはりバッテリーが2個付属する模様だ(10月1日の記事参照)。

 iモーションは今後FOMA端末のiモードの標準機能として搭載されていくが,2機種目がどのくらいのタイミングで登場するかは未定。来年春には音楽・映像配信サービス「M-stage」も提供が予定されており,その時期が濃厚と見られている。

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フォレストブルーのN2002。本体形状はほぼいっしょだが,薄型化が可能な有機ELからTFD液晶に変更したせいか,2ミリほど厚くなっている。重量も2グラム増した(拡大画像

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細かなところでは液晶背面のボタンの形状とランプ色が変更されている

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保存したiモーションファイルの再生法。「マルチメディア」メニューの中には「iモーションプレーヤー」が追加され,そこから保存した動画を再生することができる

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ダイヤルキーもN2001から変更ない。ロゴや配色が変わった程度だ(拡大画像

 主なスペックは以下の通り。

連続通話時間 約90分
連続待受け時間 約55時間
ディスプレイ 2.2インチ,6万5536色TFD液晶
1画面最大表示文字数 10文字×11行
着信メロディ 16和音
重量 約107グラム
サイズ 幅52×高さ103×厚さ22ミリ(折りたたみ時)
カラー シルバー,ブルーフォレスト
価格 オープンプライス
発売時期 関東甲信越にて11月19日

お詫びと訂正:11月14日の記事で,「TFT液晶」と掲載いたしましたが,「TFD液晶」の誤りです。ご愛読の皆様,並びに関係者各位にご迷惑をおかけしたことをお詫びし,訂正いたします。

[斎藤健二,ITmedia]

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