NTTドコモ，DLPサービスを11月27日より開始

NTTドコモは11月27日より，位置情報サービス「DLP」を開始，ASP事業者や企業などに向けて「位置情報提供機能」と「ASP支援機能」を提供する。

【国内記事】

2001年11月20日更新

　NTTドコモは、位置情報サービスの統一プラットフォーム「DLP」 (DoCoMo Location Platform) を利用した「DLPサービス」を11月27日より開始すると発表した。

　同社はこのサービスで，位置情報を利用したサービスを企画しているASP事業者や企業などに対し，GPS衛星で測位した位置情報の検索・登録・通知といった機能（位置情報提供機能）と，DLP (8月20日の記事参照)サービス 上でアプリを構築するための各種支援（ASP支援機能）を行う。同社は20日，サービス開始に先立ち，総務大臣へ「一般第ニ種電気通信事業」の届け出を行った。

　DLPサービスのうち，位置情報提供機能では，利用者が，自分の位置や周辺情報をリアルタイムに把握できる「自己位置検索」や，自分の位置を第三者に知らせる「自己位置通知」，DLPサーバに位置情報を送出し，それをデータベース化して管理する「自己位置登録」，第三者の位置を確認する「第三者位置検索」などの機能が提供される。

　一方，ASP支援機能では，利用者をグループ分けして管理する「グループ情報管理」，ASP事業者や企業が独自に設定したエリアごとに利用者を管理する「ゾーン監視」，グループ情報管理機能やゾーン監視機能と併用することで，情報をあらかじめ指定した宛先に電子メールで配信できる「Push型情報配信管理」の各機能が提供される。

　「DLPはDoPa，PHSに対応するが，現段階ではDLPに対応した端末は出ていない」 (NTTドコモ広報) 。具体的な位置情報サービスの概要や，対応端末は11月27日以降，順次NTTドコモと契約したASP事業者や企業から提供されるという。

[ITmedia]

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