世界の携帯電話販売台数,依然として停滞──2001年第3四半期,ガートナー第2四半期から比べると増加しているものの,全世界の携帯電話販売台数は依然として停滞。そんななかSAMSUNGはシェアを伸ばしている。
ガートナー ジャパンは11月20日,全世界の2001年第3四半期の携帯電話端末販売台数が9437万台であったと発表した。第2四半期と比べて需要は伸びているが,市場は依然として停滞状態にあるとしている。
全世界の携帯電話販売台数は,2001年第1四半期の9668万9000台,第2四半期の8976万3000台から9436万4000台と増加傾向にある。しかし今だ2000年の販売台数実績からは落ち込んだままだ。 市場が停滞している理由は,世界市場の約3分の1を占める西欧市場で需要が伸び悩んでいること。ガートナーでは,今回西欧の携帯電話端末販売台数が第2四半期を下回ったと推定している。また,2.5世代と呼ばれるGPRS端末の市場投入が遅れたのも要因の1つ。 ベンダー別では,Nokiaが首位だが販売台数を減らした。西欧市場の停滞と新機種の投入の遅れが原因だとガートナーでは分析している。Motrola,3四半期連続でシェアを拡大している。Ericssonは第3四半期に販売台数が減少したが,新機種の投入やソニーとの合弁事業を受けて,今後の見通しは良好だとガートナー。SAMSUNGの販売台数は,前第4四半期に4位だったSiemensを上回り,“ビッグスリー”との差を大きく縮めた。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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