東芝,64Mバイトメモリ,Pocket PC 2002搭載の「GENIO e 550X」シリーズを発表

東芝は,同社のPocket PC「GENIO e550」シリーズの後継となる「GENIO e 550X」シリーズを12月より発売すると発表した。RAMが従来の32Mバイトから64Mバイトにアップ,Pocket PC 2002が搭載されている。

【国内記事】 2001年11月20日更新

 東芝は,Pocket PC 2002を搭載した「GENIO e 550X」シリーズを12月より発売すると発表した。64MバイトのRAMを搭載したスタンダードモデル「GENIO e 550X」と,1Gバイトのマイクロドライブがセットされたハイエンドモデル「GENIO e 550X/MD」が用意され,価格はオープンプライス (市場予想価格はGENIO e 550Xが6万4800円,GENIO e 550X/MDが9万9800円) 。スタンダードモデルは12月6日,ハイエンドモデルは12月下旬より発売予定。従来モデルは在庫がなくなり次第販売終了となる。

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「GENIO e 550X」シリーズ製品写真

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新モデルは内蔵メモリ64Mバイト搭載。ボディやインタフェースに変更はない

 「GENIO e」シリーズは,コンパクトフラッシュ TypeIIとSD/IO機能を備えたSDカードスロットを搭載したPocket PC。新モデルにはPocket PC 2002を搭載,内蔵メモリも32Mバイトから64Mバイトに拡張され,本体に付属するサードパーティ製ソフトを全てインストールした場合でも約47Mバイトのユーザー領域を確保できる。また,ホーム画面で「ホーム」のプログラムボタンを押すとタブ移動する機能が新たに追加された。

 CD-ROMバンドルソフトは,路線検索ソフトの「JRトラベルナビゲータ」,画像ビューワ「Easy Viewer for GENIO e」,英和/和英・国語辞書「辞スパ」,電子本ビューワソフト「T-Time for Pocket PC 2002」,データ同期用ソフト「ActiveSync 3.5,スケジュール管理ソフト「Outlook 2002」,東芝オリジナル壁紙,オリジナルホーム画面。

 同社では,従来の「GENIO e」シリーズのアップグレードサービスを開始しており (11月12日の記事参照) ,アップグレードプラスRAMの64Mバイト化を行えば,「本体機能も同梱ソフトウェアも「GENIO e 550X」と同等になる」(東芝広報) 。

 同社では12月中に,SD Bluetoothカードを発売予定しており,GENIO eシリーズと併せて利用することで,Bluetooth内蔵携帯電話とのワイヤレスインターネットアクセス,ワイヤレスモデムステーション経由のインターネット接続が可能になるという。

 「GENIO e 550X」シリーズの主な仕様は下記の通り。

製品名 GENIO e550X GENIO e 550X/MD
プロセッサ StrongARM/206MHz
メモリ
(RAM)
64Mバイト(SDRAM)
メモリ
(ROM)
32Mバイト(Flash ROM)
インタフェース CFカード TypeIIスロット,SDカードスロット (SD/IO規格対応) ,ステレオヘッドホンジャック,クレードル接続ポート,赤外線ポート
ハードディスクドライブ - 1Gバイトマイクロドライブ
液晶 フロントライト付き3.5型反射型カラーTFT液晶(6万5536色表示)
電源 アドバンストリチウムイオン充電池
バッテリー駆動時間 最大約12時間
サイズ(幅×高さ×厚み) 77.5×125×17.5ミリ
重量 約180グラム

 また同社では,GENIO eシリーズの純正オプションとして「モバイルバッテリーチャージャ」 (価格未定,2002年1月発売予定) ,「オリジナル高級本革ケース」 (6500円,12月発売予定) ,「オリジナルカジュアルケース」 (1800円,12月発売予定) を発売する。

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オリジナル高級本革ケース製品写真

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オリジナルカジュアルケース

[後藤祥子,ITmedia]

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