「J-SH51」の魅力に迫る(2)──転送も可能になったスーパーメール前回のSDカード,音楽再生に引き続き,今回はスーパーメールと40和音の着信メロディ,写メールの進化を紹介する。
前回は「J-SH51」「J-K51」の位置付けとSDカード,音楽再生機能について解説した(11月16日の記事参照)。今回はパケット通信を使う「スーパーメール」と,40和音の着信メロディ,さらに進化したモバイルカメラについてお伝えする。 話を聞いたのは前回と同じく,J-フォンのサービス開発室移動機グループ主任の澁谷雅宏氏。 ロングメールの代わりとなるスーパーメールJ-5xシリーズでは,パケット通信の導入に伴いメールシステムも一新される。その目玉がスーパーメールだ。スーパーメールは従来のロングメールの代わりとなるもので,1通の容量が12Kバイトまで増加する(なお,スーパーメールでも,ロングメールのように文頭の一部が着信通知として先に受信される)。
このスーパーメールの最大の特徴は「画像など送れる容量が増えること。パケットで送受信できること」(澁谷氏)だ。 J-フォンはまだ料金などの詳細を発表していないが,1送信につき8円かかっていたロングメールに対して,データ量課金のパケット通信を使うスーパーメールでは料金面も変わってくるだろう。 また通知後のメールの扱いも柔軟になった。通知が来た段階で,「続きを読む」「削除する」のほか,「転送する」「選択受信する」こともできるように。 転送や選択受信は,メールサーバの拡張を活かす機能でもある。従来は6KバイトまでしかJ-フォンのメールサーバで受け付けていなかったが,スーパーメールでは1Mバイトまでサーバが受け取れるように拡張された。もちろん端末は12Kバイトまでしかメールを受け取れないが,転送機能を使うことで,添付ファイル付きのメールをPCに転送して読むこともできるわけだ。 「端末で受け取れない(添付ファイルが付いた)メールなどをPCに転送することもできる」(澁谷氏)
選択受信は,本文や添付ファイルなど必要なものだけを受信する機能だ。合計サイズが数百Kバイトに達するメールでも,例えば10Kバイトの添付ファイルだけを選択受信することもできる。 もちろん添付されたファイルすべてを端末で開けるわけではないが,J-SH51などではメモリーカードに落とし込むことも可能になった。 ちなみにショートメッセージサービス(SMS)であるスカイメールはJ-5xシリーズでも健在だ。 メールサーバ側だけでなく,これまでバラバラだった端末側のメールソフトの仕様も一定ラインまで押し上げられた。たとえば,受信メールの並べ替えや,フォルダ分け,フォルダへの自動振り分けなどが標準機能とされ,署名なども付けられるようになっている。返信時に相手の文面を引用することも可能だ。 40和音はWaveTable付きJ-5xシリーズは,着信メロディがこれまでの16和音から一気に40和音にグレードアップ。同時発音数32音のFM音源に,8音のWaveTable音源を搭載した。 WaveTableとはPCM音源の1種。波形を合成して音を作るFM音源と違い,実際の音をデジタル録音して音データとして用いるため,自然音,楽器音などをリアルに再現できる。「例えばドラムの音が本物に近い」と澁谷氏。Javaアプリと同期させて演奏させることも可能で,ゲームの効果音も格段に向上した。 もちろん従来通りのADPCM音源も搭載。人の声や動物の鳴き声,自然音などを再生することもできる。 この40和音を効果的に鳴らすのは,ケンウッド製のJ-K51。液晶背面にツインスピーカーを装備し,ステレオ演奏を可能にしている。モノラルの楽曲をステレオにアレンジする変換機能を持ち,Javaアプリのゲーム音もステレオ再生できる。 ツインスピーカーの隣には,イルミネーションランプを2つ搭載。音楽に合わせてカラフルに点滅する。それぞれが7色に点滅し,背面の派手さでいえば過去最高だろう。 モバイルショップ
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