ケイ・ラボラトリー，Java搭載携帯電話向けFlash Playerを開発

【国内記事】

2001年11月28日更新

　ケイ・ラボラトリーは，マクロメディアの協力により，Flashコンテンツを携帯電話上で再生，実行する技術を開発，提供することを発表した。12月1日よりコンテンツプロバイダ向けにJava搭載携帯電話向けMacromedia Flashコンテンツ配信スキームの技術提供を開始する。

　ケイ・ラボラトリーが開発したソフトウェアは，携帯電話のJava上で動作するFlash対応K-tai Player Java版，現行の携帯電話上で動作するFlash 対応K-tai Player Native版，携帯電話向けにコンテンツを最適化する機能をMacromedia Flashに付加するエクステンションの3種。

　両社は共同でマーケティングを行い，ワイヤレス・キャリア，携帯電話メーカー，コンテンツプロバイダを対象に，上記の技術をケイ･ラボラトリーが供与していくという。

　両社はまず，携帯電話向けFlashコンテンツ配信の実用化にむけて，コンテンツプロバイダに，Java版のFlash対応K-tai Playerの提供を開始する。Flash対応K-tai Player部とコンテンツ部が1体化した1つのJavaアプリケーションとして作成する方法で提供するという。

　コンテンツプロバイダは，Macromedia Flashを使ってコンテンツ (SWFファイル) を作成，ケイ・ラボラトリーが，Flash対応K-tai PlayerにSWFファイルを組み込みJavaアプリケーション化し，コンテンツプロバイダが，ダウンロード・サイトを用意する。

　コンテンツが作成されると，既にJava携帯電話を持っているユーザーがFlashコンテンツを閲覧できるようになる。両社は次に携帯電話にプリインストールされるFlash対応K-tai Player Native版を提供する予定。

　携帯電話向けFlash Playerは，11月28日から30日までパシフィコ横浜で開催されている「JavaOneコンファレンスJapan」でデモンストレーションが行われる。

[ITmedia]

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