日本通信,コンシューマー向けつなぎ放題データ通信サービスを開始

日本通信は,PCカード型データカードと1年間のつなぎ放題のデータ通信料のパッケージをコンシューマー向けに提供する。

【国内記事】 2001年11月28日更新

 日本通信は,DDIポケットのPHSパケットデータ通信の回線卸売りを受け,MVNO(仮想移動体通信事業者)として企業向けに行っていたデータ通信サービスを12月1日よりコンシューマー向けにも提供開始すると発表した。

 コンシューマー向けに提供されるのは,「bモバイル・プリペイドサービス」。専用のPCカード型データカードと1年間のつなぎ放題のデータ通信料のパッケージをプリペイド方式で全国の家電量販店にて発売する。

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 パッケージは,ユーザーの利用する時間帯により「24時間プラン」「ナイトプラン」 (20時から翌朝8時) ,「ミッドナイトプラン」 (23時から翌朝6時) の3種類が用意される。通信速度は32Kbpsのサービスとなっているが,2002年春には128kbpsのサービス開始する予定で,追加料金なしで32Kbps対応の端末を128Kbps対応にアップグレードでき,通信料も必要ないという。

 また,12月1日よりネットワークに「アクセラレーター機能」を追加。bモバイル・プラットフォームに「アクセラレーター・サーバ」を追加することで,WebベースのHTML/XMLのテキストやGIF/JPEG画像などのコンテンツを圧縮して受信可能となる。これにより平均30%ほどののコンテンツ圧縮が行われ,32kbpsの通信スピードを,最大50kbps相当で利用できるという。

 価格はオープンプライスだが,パッケージの販売を予定している「ニッセイデジタルショップ」が24時間プランの15カ月パッケージで7万6000円,「秋葉館」が24時間プラン (2001年度に購入したユーザーには3カ月の通話料サービス) で8万5800円,「インターネット通販ショップ Success」が24時間プランで8万9800円と,7万円中盤から9万円台となっている。DDIポケットのAirH"の「つなぎ放題コース」を1年利用すると,年間割引の場合5万9160円,年間割引なしの場合6万9600円だが,データカード代やサービスを考慮すると「bモバイル・プリペイドサービス」が有利な面もある。

 これまで日本通信では,法人向けサービスを中心に事業を展開していたが,来春までにBtoCへの参入を表明しており,本サービスがコンシューマー向けサービス参入への布石とする構えだ。

 同社はターゲットを「AirH"を利用していて,使い放題サービスに関心があるユーザー」としている。

[後藤祥子,ITmedia]

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