ソニーモバイル、LTE対応スマートフォン「Xperia GX」「Xperia SX」を発表:2012年夏以降に日本投入
日本では「Xperia NX」と「Xperia acro HD」が発売されて間もないが、早くも新型のXperiaがソニーモバイルから発表された。アーク形状を採用したLTEスマホ「Xperia GX」と、小型ボディに日本向けサービスを詰め込んだLTEスマホ「Xperia SX」が夏以降に発売される。
ソニーモバイルコミュニケーションズが5月9日、Xperiaの新型モデル「Xperia GX」と「Xperia SX」を日本市場に投入することを発表。2012年夏以降に発売される予定。なお現時点では端末供給先の通信キャリアは明かされていない。
Xperia GXは、日本国内のXperiaシリーズとして初めてLTEに対応し、下り最大75Mbpsの通信が可能。HD表示(720×1280ピクセル)対応の約4.6インチディスプレイでブラウジングや動画コンテンツなどを快適に楽しめる。日本向けサービスとしておサイフケータイも利用できる。デザインでは「Xperia arc」でおなじみの、本体裏面が反り返っているアーク形状を取り入れ、最薄部は約8.6ミリというスリムなボディも実現した。裏面はマットな質感になっており、フィット感にもこだわった。
Xperia SXは、薄さ約9.4ミリ、重さ約95グラムのボディにワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信といった日本でなじみの深い機能を詰め込んだ(防水には対応していない)。その小型ボディは「Xperia ray SO-03C」を連想させるが、rayの約100グラムよりもXperia SXは軽くなっている。LTEもサポートし、同社の5月7日時点での調べでは、LTE対応スマートフォンとしては世界最軽量を誇る。ボディ全体を縦と横のクロスラインで4分割しており、シンプルでありながらも洗練されたデザインを目指した。
Xperia GXとXperia SXOSにはいずれもAndroid 4.0を採用するほか、1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載する。ディスプレイのガラスとパネルの空気層をなくす「クリアブラックパネル」や、コントラストを向上させ輪郭を強調する「モバイルブラビアエンジン」、ソニーの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」は従来のXperiaシリーズから継承している。テレビ出力した際の専用UI(ユーザーインタフェース)「TV launcher」も利用できる。また2機種とも物理キーは搭載しておらず、画面下部の戻る/ホーム/タスクキーを使って操作する。
日本では初めて「SONY」ブランドを冠したXperiaとして発売されることもあり、ソニーの技術やサービスと連携した音楽、アルバム、映像アプリを新たに搭載している。独自のミュージックプレーヤー「WALKMAN」アプリでは、クリアオーディオテクノロジーやバーチャルサラウンド技術(VPT)に加え、再生中の楽曲に合わせて画面のデザインを変えるビジュアライザー、Facebookの友達が勧める楽曲一覧を自動で生成する機能を盛り込んだ。「Album」アプリでは、サムネイル画面をピンチ操作をすると、サムネイル表示が拡大/縮小表示される独自の操作感を楽しめる。写真や動画は月別で表示されるほか、ジオタグと連動し、撮影場所に応じて写真を地図上に表示させることも可能だ。Facebookにアップロードしたアルバムも閲覧できる。「Movie」アプリでは、Gracenote社のメディア情報データベースと連携し、コンテンツのイメージ画像や出演者などの詳細情報を検索できる。
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