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SAMSUNGとドコモのこだわりから生まれた“日本向けグローバルモデル”ケータイの匠に聞く「GALAXY S III SC-06D」(1/2 ページ)

サムスン電子の開発した「GALAXY S III」をベースに、日本のユーザーが本当に使いやすいAndroidスマートフォンを目指して開発されたのが「GALAXY S III SC-06D」だ。その開発秘話を、NTTドコモ 元プロダクト部の板倉仁嗣氏に聞いた。

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 NTTドコモの2012年夏モデルは、スマートフォンを中心に19機種が発表されている。その中でも、Androidスマートフォンは全16モデルをラインアップし、本格的な普及期を迎え、Androidスマートフォンから2台目のAndroidスマートフォンに乗り換えるユーザーも、ケータイ(フィーチャーフォン)から初めてAndroidスマートフォンに移行するユーザーも見据えた、個性豊かな製品をそろえた。

 5月の新製品発表会に登壇した山田隆持前代表取締役社長は、「『スペック』で選ぶスマートフォンから、『使い方』で選ぶスマートフォンへ」というコンセプトを示し、ドコモの新製品ラインアップが、幅広いユーザーに「最適な1台」を用意していることをアピールした。

 実際、この夏のドコモの新製品は国内メーカーの製品も、グローバルメーカーの製品も、先進的なデザインと使いやすさを追求しており、豊富なラインアップから選べる。そして、ケータイで使い慣れた「おサイフケータイ」や「防水機能」「ワンセグ」にも対応し、安心して乗り換えられる環境が整えられている。さまざまな使い方ができるスマートフォンによって、これまでよりもさらに世界を広げ、新しいスマートフォンを「役立つもの」「楽しいもの」「価値のあるもの」と感じてもらうべく、細部にまで配慮したラインアップとなっている。

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前プロダクト部第一商品企画担当部長 兼 第二商品企画担当部長の板倉仁嗣氏

 こうした新しいラインアップの構成を検討し、最終的にまとめ上げたのが、元プロダクト部 第一商品企画担当部長兼第二商品企画担当部長の板倉仁嗣氏だ。板倉氏は2006年から6年間プロダクト部に在籍し、2008年4月からスマートフォンの商品企画を担当した。2008年といえば、ドコモが「hTc Z」や「HT100」「F1100」など、Windows Mobile機種を中心に製品をラインアップしていた時期だ。そしてドコモ初のAndroidスマートフォン「HT-03A」も担当し、その後「XPERIA」や「GALAXY S」などへと連なるAndroidスマートフォンの躍進を支えた。言ってみれば、ドコモのスマートフォンの歴史を作ってきた人物。そんな板倉氏に、この夏のラインアップに込めた思いを聞いた。


ラインアップを作るドコモの役割

 さて、商品企画というと、主に製品メーカーが行っている製品開発の初期段階の話だと思っている読者も多いかもしれない。しかし通信事業者は、自社のショップで、自社のブランドを付けて機種を販売していることからも分かるとおり、メーカーの製品開発に深く関わっている。単純に完成された製品を買って売っているのではなく、自社のネットワークに最適化し、カスタマイズしてもらった上でユーザーに販売するために、通信事業者の商品企画担当者は重要な役割を担っている。

 では具体的にドコモがどのように製品開発に関わっているのか。例えば海外で販売しているモデルをベースに、ドコモ向けにカスタマイズしてもらう場合は、どんな仕様にして、どの部分をどう変えてもらうか、投入する機種の色展開をどうするか、といった部分の判断をしているという。ドコモ向けの専用モデルを作ってもらう場合は、どんな仕様を盛り込むか要望を出したり、具体的にコンセプトを提示して機種を開発してもらったりする。

 例えば今回紹介するサムスン電子の「GALAXY S III SC-06D」は、グローバル市場向けのGALAXY S IIIをベースとしており、デュアルコアCPU「Snapdragon S4 MSM8960」1.5GHzや4.8インチHD SUPER AMOLEDなどはそのまま採用、内蔵メモリについては32Gバイトの大容量のものを選択した。一方でNFCをFeliCaに、DMBをワンセグに載せ替え、操作性に優れた「docomo Palette UI」を追加搭載している。

なぜグローバルモデルとほぼ同時に日本で発売できたのか

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サムスン電子製のグローバルモデルをベースにした「GALAXY S III SC-06D」

 GALAXY S IIIの日本での販売に当たっては、板倉氏らドコモ側の担当者がサムスン電子との折衝を繰り返し、ドコモ向けのカスタマイズに開発段階から対応してもらった。こうしてグローバルモデルのローンチとほぼ同時期の発売を実現した。これが実現できたのは、初代「GALAXY S」から時間をかけて構築してきた信頼関係があったからだと板倉氏は振り返る。

 実は、「GALAXY S SC-02B」を日本でリリースする際には、グローバルモデルのGALAXY Sの開発や評価が終わった段階から、ドコモ向けのカスタマイズを施してもらったという。そのため「世界ではずっと前から話題になっていたのに、日本では半年も待たせるのか」とユーザーからのお叱りの言葉をもらったりもしたそうだ。そこで、どうやるのがベストか、何をやっていったらいいのかを、サムスン電子とドコモで議論した。

 「GALAXY S IIIでは、グローバルモデルの設計のタイミングから我々の要望を取り入れていただきました。SUPER AMOLEDディスプレイやCPUなど、いいものはそのまま極力使い、私たちがどうしても欲しいと考えていたFeliCaやワンセグは、それを搭載する前提で開発していただいたのです。FeliCaは、モバイルSuicaに対応させるのがなかなか難しかったりするので、グローバルモデルの設計のタイミングで、ハードウェア設計に関する詳細な情報を共有していました。だからGALAXY S III SC-06Dはグローバルモデルの発売から程なく日本でリリースできたのです。

 カスタマイズが前提の設計なので、日本向けの各種機能の評価も、グローバルモデルを作っていく中で並行して行うことができました。これによりコストも下がり、開発も速いという、お互いがWin-Winの関係を築くことができました」

 このように、ドコモとメーカー各社は、日本のユーザーが本当に欲しいと思える、使いやすいAndroidスマートフォンを、時間をかけて二人三脚で実現してきた。サムスン電子も同様だ。地味な部分だが、GALAXY S III SC-06DにLEDの着信ランプが搭載されているのも、日本のよさをドコモがメーカーやGoogleに伝え、それが世界で認められたからこそだという。

PhotoPhoto ワンセグやおサイフケータイなど、日本独自の仕様にもしっかりと対応しているGALAXY S III SC-06D

“イチ押し”ポイントは「気持ちよさ」

 日本のユーザーに、グローバルの最先端モデルを、使いやすい形で届けたい――。そんな板倉氏の思いが込められたGALAXY S III SC-06D。中でも特にイチ押しなのは、「使ったときのサクサク感」だという。

 「月並みになってしまうんですけれども、使った感じの気持ちよさは、GALAXY S IIIは本当にすばらしいです。トータルのバランスがいいことも魅力じゃないでしょうか。また、実は細かい工夫がいっぱいされています。使うときにストレスがなく、気持ちよく使っていただける機種に仕上がっていると思います」(板倉氏)


提供:株式会社NTTドコモ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2012年9月30日

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