News 2000年8月02日 09:25 PM 更新

ドコモ,デュアルモード携帯電話による韓国ローミングサービスを開始

 NTTドコモは8月2日,韓国の携帯電話事業者であるSKTelecomと共同で,デュアルモード対応の携帯電話を利用した国際ローミングサービスを今月10日より開始すると発表した。サービスエリアは,日本と韓国。

デュアルモード対応の「P601wk」。重量は約110グラム。iモードは利用できない。
 専用の携帯電話が必要なのは,NTTドコモはPDC方式,SKTelecomはIS95(CDMA)方式と運用システムが異なるため。電話番号も,PDC用とIS95用の2種類を利用することになる。

 NTTドコモは,サービス開始時に専用端末「P601wk」を出荷する。価格は,買い取りの場合が20万3200円。レンタルだと月額料金が6600円で,ACアダプタ(7900円)と電池パック(5000円)を別途購入する必要がある。そのほか,契約手数料として3000円がかかる。なお同端末は,ドコモショップ大手町店のみで取り扱う。

 ローミングサービスの料金は,韓国国内への通話が50円/分,韓国から日本への国際通話が250円/分,そのほかの国への国際通話は350円/分。着信は基本的に無料だが,PDC用電話番号からの着信転送料金は別途国際電話会社から請求される。なお基本利用料金は,通常のNTTドコモの料金プラント同じで,国際ローミング用のオプション料金は発生しない(契約手数料の3000円は必要)。

 DDIならびにIDOは今年4月より,韓国・香港で国際ローミングサービスを開始(4月6日の記事参照)しているが,こちらは,各国で同一方式の移動通信システム(CDMA方式)を利用しているため,国内で使っている電話番号をそのまま海外で利用できるのが特徴だ。

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[中村琢磨,ITmedia]

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