News | 2000年8月10日 08:03 PM 更新 |
DSLの高速インターネット接続サービスを提供する通信ベンチャー,アッカ・ネットワークスが本格的に動き出す。8月10日,アッカはNTTコミュニケーションズ(NTT Com)および米国の大手DSL事業者であるコバット・コミュニケーションズ,ベンチャーキャピタルのイグナイト・ジャパンとの提携を発表。これにより,秋にはOCNのメニューとして,DSLサービスが加わることになった。
アッカ・ネットワークスは,2000年3月15日に設立。設立時の資本金は3000万円だったが,その後,イグナイトから出資を受け,さらに今回の合意によって,NTT Comとコバットからそれぞれ12.5億円を調達した。この資金により,同社は秋にも東京の一部地域で試験サービスを開始する。
対象となるのは,四谷局など既存の6局に加え,「渋谷や世田谷,目黒といった住宅地がターゲットになる」(同社)。また,2001年の初頭までには,サービスを全国の主要都市にまで広げる方針だという。
またアッカでは,今回の合意によってコバットのオペレーション・サポート・システム(OSS)の独占使用権を得た。このOSSは,受注から工事の手配に至る手続きを自動化し,さらにネットワーク管理システムと連動して迅速なサービス導入とコストの削減を可能にするというものだ。
一方のNTT Comは,アッカのロードマップに即した形で,秋頃からADSLおよびSDSLの試験サービスを開始する。ただし,料金などの詳細は,「これから検討する」(同社)としている。
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