News | 2001年1月11日 11:59 PM 更新 |
電気通信事業者協会(TCA)は,1月12日,携帯電話/PHSなどの2000年12月の契約数を発表した。それによると,この1ヵ月間で携帯電話契約者は105万4500人増えて5800万6600人。うち,iモードなどの携帯IP接続サービス契約者は,283万5900人増えて2679万2300人となった。
契約者の約半数が何らかの携帯IP接続サービスに加入しており,また日本人の5人に1人は携帯電話を使ってネットにアクセスできる環境にある計算になる。
グループ名 | 2000年12月 | ||
純増数(11月末〜12月) | 累計 | ||
NTTドコモグループ | 65万7000 | 3421万8000 | |
auグループ | PDC | -18万8300 | 327万2500 |
cdmaOne | 38万5800 | 720万7600 | |
ツーカーグループ | 4万3200 | 384万300 | |
J-フォングループ | 15万6800 | 946万8200 | |
携帯電話総計 | 105万4500 | 5800万6600 |
伸びが大きいのは携帯電話のIP接続サービス加入者の増え方だ。iモードが175万1000人増加し1716万1000人に,EZwebが59万700人増えて516万8900人に,J-skyは49万4200人増えて446万2400人となっている。
これによって,携帯IP接続サービス契約者が携帯電話契約者全体に占める割合は46%と,ほぼ半数がなんらかの携帯IP接続サービスに契約するに至った。
ここでも際立つのはNTTドコモの強さだ。携帯電話全体のNTTドコモのシェアが59%なのに対して,携帯IP接続サービス内でのiモードのシェアは64%。今年は,間もなくJava搭載iモード端末「503i」が発売され,5月にはIMT-2000の端末も登場するなど,攻勢は緩むことがない。
最近になって,DDIポケットの「feel H"」シリーズや,アステルの「ドットi」,NTTドコモの「M-stage visual」「M-stage music」など,魅力的な新製品,新サービスが多数登場してきたPHSだが,2000年12月の段階では契約者数はほぼ横這い。
NTTドコモは3万9000人伸ばしたものの,DDIポケットが2万3800人の減少,アステルも8800人減った。累計で見ると,587万6400人と前月から6400人の増加に留まっている。
新機種登場に伴って,今年はどれだけPHSが復活するのかに注目が集まる。
携帯電話/PHSを合わせて日本の人口の半数近くまで普及した携帯電話・PHSだが,未だにその伸びは鈍化しそうにない。
1998年末の携帯電話/PHSの加入者は4498万1000人,1999年末には5410万9700人と増加。2000年末では6388万3000人と年間約1000万人の割合で契約者が増加している。このままのペースが続けば,あと2年弱で,国内の携帯電話市場が飽和すると言われる8000万人に到達する。
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