News 2001年1月26日 11:59 PM 更新

北海道電力,電力線を利用したネット接続の実証実験

一般家庭の電力線とコンセントを利用したインターネット接続サービスの実証実験を2月より開始する。

 北海道電力は1月26日,一般家庭の電力線とコンセントを利用したインターネット接続サービスの実証実験を2月より開始すると発表した。実験対象は,札幌市内の同社社宅。試験期間は2002年3月までの予定になっている。

 今回の実証実験は,道内主要都市に同社が敷設した光ファイバー網へのアクセス方法として,家庭に電気を供給する低圧配電線(引込線)を利用するというもの。ユーザーは,専用モデムを家庭内のコンセントに差し込めば,インターネットに接続できるようになる。通信速度は1.5Mbpsが目標。「配電線の特性やモデムの性能,通信に対する家電ノイズの影響などを調べる」(同社)


*1 親機で変換を行い配電線(低圧線)に情報を流す
*2 コンセントから電力と情報の両方を受け取ることが可能
*3 2Fのコンセントも利用できる

 なお,電力線によるネット接続は,九州電力が同様の実験を12月下旬より約40戸を対象に行っている。通信速度は1Mbps。

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