News | 2002年7月23日 12:23 PM 更新 |
クリエイティブメディアは7月23日、デジタルオーディオプレーヤーNOMADシリーズの新製品としてMP3/WMAプレーヤー「MuVo(ミューボ)」を発表した。内蔵フラッシュメモリが64MバイトのCNMV64(7月下旬から発売)と、128MバイトのCNMV128(発売日未定)の2機種が用意される。オープン価格だが、CNMV64は実売予想価格が1万5800円前後となる見込みだ(CNMV128の実売価格は未定)。
MuVoの最大の特徴は、2ピース構造(プレーヤー/電池パック)のプレーヤー部分「MuVo Memory」が、コンパクトなUSBフラッシュメモリ型になっている点。PCのUSB端子にダイレクトに接続し、専用ケーブルを介さずに内部フラッシュメモリに直接音楽データを書き込むことができる。また、MuVo Memory単体では、携帯性に優れた小型ストレージとして利用でき、音楽データ以外の電子データを手軽に持ち運べるリムーバブルメディアにもなる。
ストレージクラス対応で、PCからはドライブとして認識されるため、ドラッグ&ドロップでファイルを書き込むことができ、専用リーダーや転送ソフトも不要だ。Windows Me/2000/XPでは、デバイスドライバ無しで認識する(Windows 98SEは専用ドライバを同梱のCDに収録)。
電池パックを装着したサイズは、73(幅)×35(高さ)×15(奥行き)ミリ、重さ約28グラム(電池含まず)と軽量コンパクト。ちょうど100円ライターぐらいの大きさだ。本体を首からかけられる専用ストラップが付属する。電源は単4形乾電池を1本使い、最大約12時間の連続再生が行える。
音楽データ形式は、携帯型音楽プレーヤーで一般的なMP3形式のほかに、WMA形式のファイルにも対応。同形式は、96Kbps以下の低ビットレートでMP3より高音質といわれており、MP3形式の半分のビットレートで同等の音質が楽しめる。
「MuVoは、携帯型音楽プレーヤーとしては高音質なS/N比90デシベル以上を実現している。同じく携帯性に優れた当社のTravelSoundスピーカーとセットで使うことで、いつでもどこでもハイクオリティなサウンドを楽しむができる」(同社)
MP3/WMAファイルは、ドライブ(MuVo Memory)のルートディレクトリ(最上部)に置くことで音楽データとして認識される。フォルダを作成し、その中にMP3/WMAファイルを置いても再生はできない。
ボディカラーはMuVo Memory部がパールホワイト、電池パックがメタリックダークブルーのツートン仕様。液晶ディスプレイは装備されていない。電源ONや再生といった動作は、LEDの点灯で確認する。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | Creative NOMAD MuVo |
再生フォーマット形式 | MP3(32-320Kbps、可変ビットレート対応)、WMA(64-192Kbps) |
S/N比 | 90デシベル以上 |
周波数特性 | 20Hz-20KHz |
連続再生時間 | 約12時間(アルカリ乾電池使用時) |
電源 | 単4形乾電池×1(アルカリ乾電池を推奨) |
内蔵メモリ容量 | 64Mバイト(CNMV64)、128Mバイト(CNMV128) |
サイズ | 73(幅)×35(高さ)×15(奥行き)ミリ |
重さ | 約28グラム(電池含まず) |
同梱品 | ステレオヘッドフォン、専用ストラップ、単4形アルカリ乾電池、インストールCD |
実売価格 | CNMV64:1万5800円前後、CNMV128:未定 |
発売日 | CNMV64:7月下旬、CNMV128:未定 |
関連記事
[西坂真人, ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.