News:ニュース速報 | 2002年8月6日 03:03 PM 更新 |
KDDIとパイオニアは8月6日、CDMA2000 1x対応通信モジュールを内蔵したカーナビゲーションシステムの開発とサービスで業務提携することに合意したと発表した。年内の商品化を目標としている。
KDDIの第3世代携帯電話サービスに対応した通信モジュールをカーナビ本体に内蔵するクライアント/サーバ型システムを共同で開発する。従来、地図情報などのカーナビ向けコンテンツはDVD/CD-ROMなどのパッケージメディアに収録していたが、新カーナビはコンテンツをサーバに蓄積。ネットワークを介して必要な時にダウンロードすることが可能になる。
携帯電話を接続することで情報を取得できるカーナビは既に商品化されているが、最高9.6Kbpsと通信速度が遅い上、回線交換方式のため通信料金が高額になるといった課題があった。
新カーナビに内蔵されるCDMA2000 1xモジュールは最大144Kbpsの高速通信が可能で、大容量データの提供も可能になる。パケット通信方式により回線交換方式に比べレスポンスも向上。既存cdmaOne網と互換性があるため、サービスエリアも全国をカバーできる。
カーナビの販売とサービス提供はパイオニアが行う。パイオニアはカーナビ市場で築いた経験とノウハウを活用し、通信型カーナビならではのコンテンツをラインアップするとしている。カーナビとサービスの詳細はパイオニアが9月中旬に発表する予定。
関連リンク
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.