News:ニュース速報 | 2002年10月3日 04:29 PM 更新 |
ソニーは10月3日、低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイに、必要な周辺回路すべてを液晶基板内に組み込んだ「システムオングラス」(SOG)液晶ディスプレイを開発したと発表した。モバイル機器の小型化などにつなげる。
開発したのは3.8型(320×480ピクセル/約26万色)。ゲートドライバに加え、タイミングジェネレータやDC-DCコンバータなど、必要な7つの周辺回路をガラス基板上に一体成形した。ディスプレイ部分の小型化につながる上、部品点数の削減や組み立ての簡便化ででトータルコストの削減も実現できる。
開発したSOG液晶ディスプレイはエスティ・エルシーディ(愛知県東浦町)で本年度第4四半期から量産出荷を始める。新技術はフランスのニースで開かれている国際学会「Euro Display」で発表する。
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