News:ニュース速報 | 2002年10月17日 09:54 PM 更新 |
日立製作所が液晶TVに本格参入する。20V型液晶TV「Wooo」(W20-LC3000、オープン価格)を12月7日に発売し、トップシェアを持つPDPと合わせてフラットパネルディスプレイ(FPD)製品のラインアップを拡充する。
同製品には1280×768ピクセル(WXGA)の「アドバンスドスーパーピュアカラー液晶」を採用。応答速度を高めるために新技術を導入、画面表示中に一定の間隔で黒の表示データを書き込む「黒挿入駆動技術」と、中間階調での応答速度を改善するLSIを搭載することで、残像感の少ないCRT並みの動画表示性能を実現したという。
また同社のPCに採用している「スーパーIPS」方式も継承し、画面の隅々までくっきりと鮮やかな映像を表示できるという。入力信号(NTSC/1125i/750P/PC信号など)に合わせて最適な映像処理を行う技術「DIPP」も搭載、ノイズを抑えたコントラスト感のある映像を楽しめるとしている。液晶表面にはグレア処理を加え、映像に“つや”が加わっている。
輝度は450カンデラ/平方メートル、視野角は上下170度/左右170度。ビデオ入力×3系統、S2ビデオ入力×2系統、D4端子×1に加え、PCモニター機能(D-Sub15ピン)も備えた。サイズは624(幅)×398(高さ)×214.3(奥行き)ミリ、重さ約8キロ。
日立は2001年に15V型の「PriusView」を発売しているが、新製品はPDPのトップシェアブランド「Wooo」シリーズのラインアップに加える。大型製品はPDP、それ以下のサイズは液晶と位置付け、FPD製品展開を強化する。
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