News:ニュース速報 | 2003年8月21日 07:45 PM 更新 |
日本経済新聞は8月21日付けで、NTTがインターネットイニシアティブ(IIJ)を傘下に収める交渉に入ったと報じた。これに対しNTT(持株会社)は同日、「NTTが交渉に入ってる事実はないが、NTTコミュニケーションズはIIJから株主として支援要請を受けていると聞いている」とのコメントを発表した。
日本経済新聞の報道によると、NTTはIIJに100−200億円を出資して筆頭株主となる方向という。IIJには現在、NTTコミュニケーションズが約6%を出資している。
報道に対し、IIJは「今後の資本増強策について最善の可能性を追求するために、主要株主とも相談しているが、現時点で公表できることはない」とのコメントを発表した。
IIJは、約38%を出資していたクロスウェイブコミュニケーションズの経営破たんで約100億円の損失を計上する見通しで、「早急に資本増強策を講じ、財務体質を強化する」としていた(関連記事を参照)。
IIJは2002年7月、電力系通信会社のパワードコムと経営統合する方針を発表したが、今年3月に統合を見送っている。
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