News:ニュース速報 | 2000年12月12日 02:46 更新 |
東芝は,次世代携帯電話で採用される動画圧縮方式であるMPEG-4に対応するワンチップビデオデコーダLSI「TC35274XB」を開発,2001年第1四半期にサンプル出荷を開始する。量産開始は同年第3四半期。
同社が世界で初めて開発したDRAM混載MPEG-4対応圧縮・伸張システムLSIをもとに,携帯端末の動画再生用として機能を限定,16ビットRISCと専用ハードウェア回路,4MビットDRAMをワンチップに集積した。0.18μメートルプロセスで製造され,パッケージサイズは9×9ミリ。40MHz動作時,QCIF(176×144ピクセル)で毎秒15フレームの動画を表示可能としている。パイプラインやクロックゲーティング機構の採用で,40MHz動作時に50ミリワットという低消費電力を実現した。
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