News:ニュース速報 | 2002年4月16日 02:49 PM 更新 |
トレンドマイクロは4月16日,コンピュータウイルス「Klez.E」の国内感染被害が急増しているとして,危険度を2番目に高い「VAC-2」に引き上げ,専用対策サイトを開設した。
同ウイルスは2001年に見つかった「Klez」の亜種。同社によると,同日午前9時の時点で国内累計712件の被害が報告されているが,うち4月に入ってからの分が390件と感染が急増しているという。
専用対策サイトでは同ウイルスの詳細情報や,感染した場合のシステム修復ツールが公開されている。
同ウイルスは,電子メールの送信者アドレスが詐称するため,ウイルス感染者を特定して警告するのが難しい。またシステム日付が奇数月の6日に発病し,特定の拡張子(txt,doc,xlsなど)のファイルを上書きして破壊することから,トレンドマイクロは,5月6日を前に十分な注意をするように呼びかけている。
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