NECビューテク、コントラスト比3500:1の家庭用DLPプロジェクター

» 2004年02月16日 15時12分 公開
[ITmedia]

 NECビューテクノロジーは、家庭用DLPプロジェクター新製品「HT1100」を2月20日に発売する。オープン価格で、実売予想価格は45万円前後。

 0.7インチ1024×768ピクセル表示のDMDパネルを採用した。パネルと投射レンズの間にプリズムなどの光学素子を挟まない独自機構と、可変式の光学絞りを採用してコントラスト比を3500:1に高めた。輝度は1100ANSIルーメン。最大表示解像度は1920×1080ピクセル。

 被写体の周囲をやや暗くすることで立体感ある映像を再現する「SweetVision」を搭載した。同機能は、従来からのインターレース信号(480i/576i)に加え、新たにプログレッシブ信号(480p/576p)にも対応した。

 独自の「スケーリングLSI」を搭載し、HDTV信号入力時にも字幕や文字メニューのちらつきを解消したという。

 NEC製10ビットデコーダーに搭載したガンマ補正機能により、暗い部分も鮮明に再現できるという。「6セグメントカラーホイール」で色再現性も改善した。3次元Y/C分離機能を備える。

 16:9での投影時、画像を劣化させずに192画素分上下にシフトできる機能を備えた。100インチスクリーンに投射する場合、画面に正対した位置から上下20センチまで本体を移動させられる。台形歪み補正機能「SQUARE SHOT」も備えた。

 インタフェースはDVI-D×1、D-Sub15ピン×1、コンポーネント×3、コンポジット×1、Sビデオ×1を備える。入力端子ごとに、輝度やコントラスト比などを調整した5種類の映像モードをプリセットしているほか、カスタマイズした状態を55種類まで記憶させられる。輝度・コントラスト比の調整幅は従来より広くした。

 サイズは260(幅)×92(高さ)×275(奥行き)ミリで、重さは約3.2キロ。

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2024年04月26日 更新
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