松下電器産業は2月16日、フルマニュアル操作が可能なデジタルカメラ「LUMIX DMC-LC1」を3月19日に発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格は15万円前後。
同社が昨年のCEATECで参考展示していたモデル(関連記事を参照)の製品版。独Leica Cameraの銀塩レンジファインダーカメラ「M」シリーズのようなデザインが特徴だ。有効500万画素の2/3インチCCDを搭載する。
シャッタースピードダイヤルと絞り環、フォーカスリング、手動ズームリングを装備し、それぞれマニュアルで操作することができる。絞り優先、シャッター優先、プログラムの各AEモードも備え、AF機能も内蔵しており、フルオート撮影も可能になっている。
レンズはLeicaの「VARIO-SUMMICRON」(バリオズミクロン)7−22.5ミリ(35ミリカメラ換算で28−90ミリ)で、非球面レンズ2枚を採用した10群13枚構成。開放F値はF2.0−2.4。
独自の画像処理回路「ヴィーナスエンジン」を採用し、斜め方向の解像度を従来の約1.5倍に向上させている。1枚撮影してから次の撮影が可能になるまでは1秒以下(AF含まず)、レリーズタイムラグは約0.1秒と高速。最大画素(2560×1920ピクセル)で2.7コマ/秒、連続9枚までの連写が可能だ。RAWモードでの撮影にも対応した。
ファインダーは電子ビューファインダー(EVF)式。光学ファインダーは装備してない。背面には大型の2.5インチ液晶ディスプレイを装備した。
本体はマグネシウム合金、レンズまわりはアルミニウム合金を採用して質感を高めた。
サイズは134.7(奥行き)×81.5(高さ)×101.5(幅)ミリ、重さは約702グラム。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | DMC-LC1 |
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撮影素子 | 2/3インチ有効500万画素CCD(総画素数524万画素、原色フィルター) |
記録画素数 | 静止画:2560×1920/2048×1536/1920×1080/1600×1200/1280×960/640×480ピクセル、動画:320×240ピクセル(30/10fps) |
記録形式 | 静止画:RAW、JPEG(DCF、DPOF、Exif2.2準拠)、動画:Motion JPEG |
レンズ | 7−22.5ミリ(35ミリカメラ換算で28−90ミリ)、F2−2.4 |
撮影距離 | AF:60センチ−∞、MF/AFマクロ時:30センチ−∞ |
電子ズーム | 最大3倍 |
感度設定 | ISO 100/200/400相当、オート |
ファインダー | 電子式カラー、23.5万画素 |
液晶ディスプレイ | 2.5インチ低温ポリシリコンTFT(反射・透過併用型、21万画素表示) |
記録メディア | SDメモリーカード/マルチメディアカード |
電源 | リチウムイオン充電池 |
サイズ | 134.7(奥行き)×81.5(高さ)×101.5(幅)ミリ |
重量 | 約702グラム |
実売予想価格 | 15万円前後 |
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