Appleの林檎マーク、中国市場では敗退

» 2004年03月11日 13時08分 公開
[IDG Japan]
IDG

 中国日報によれば、Apple Computerは中国の通商産業管理局 登録商標査定委員会に対し、自社のロゴに関する異議申し立てを行った。

 Appleは既に、中国でコンピュータで利用するためのロゴに関しては商標登録を済ませているが、同社は商標保護を衣類までに拡張しようとしていた。しかし、登録商標査定委員会は、革製品・衣類メーカーであるGuangdong Apples Industrial Co.による商標認可が先行しているとして、Appleの申請を却下した。

 AppleとGuangdong Applesのロゴは両方ともリンゴのイメージをスタイル化したもの。Appleのロゴは噛られた跡があり、Guangdong Applesのロゴには葉だけではなく、茎の部分も残っている。Guangdong Applesは1998年以降、登録商標査定委員会に認可されている。同委員会は、Appleが自社ロゴを衣類にまで拡張したいという申し出を、2003年6月に却下した。

 同委員会はAppleの異議申し立てに対し、両社のロゴは十分に似通っており、消費者が混同してしまう可能性があると説明している。さらに、同委員会は、Appleはコンピュータにおける場合とは異なり、衣料においては影響力を持っていることを実証できないと指摘している。

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