ウエスタンデジタルは3月22日の記者発表会にて、日本市場へ内蔵および外付けHDDの新製品を投入すると発表した。
今回新発表のSerial ATA対応内蔵HDD「WD Raptor」は、74Gバイトで1万回転、アベレージシークが4.5ms。サーバ等の用途を想定し、製品精度を強化。平均故障時間についても120万時間となり、また5年保証を行う。
ドライブ自体の振動干渉でヘッドがオントラックする時間がかかってしまうところ、ローテーショナル・バイブレーション・コンペセーション技術を導入し、振動を予測してヘッド制御を補正しているとのこと。
また先日発表された外付けHDD「WD Media Centor」は、USB 2.0ポート×2(1つは前面に搭載)、IEEE1394ポート×2を搭載し、前面にはバックアップの使い勝手を図るため、、オートバックアップボタン、マニュアルバックアップボタン、そしてセーフパワースイッチを装備。また、8 in 1カードリーダも搭載。メディアからのバックアップが可能となっている。
内蔵されるHDDは、7200回転、8Mバイトのキャッシュで、流体軸受けとなる。160Gバイトおよび250Gバイトタイプがある。
そのほか、カードリーダの無い「Dual Optica Combo」も同時に発表された。
ウエスタンデジタルジャパンの代表取締役社長である金森苧氏は「以前業績が悪化しご心配をかけたが、10期以上の連続成長を実現し、復活を遂げた。DVDレコーダー関連の伸びが著しい。3.5インチ市場でアベレージ70万台/四半期以上をねらっていきたい」と語った。
ウエスタンデジタルのアジアパシフィック・セールス・バイスプレジデントのJim Murphy氏は「日本市場はHDDレコーダーの成長なども含めて弊社にとって非常に重要。そこでアジアパシフィックのヘッドクオーターを日本へ移し、私も日本に常駐する」と語った。
また同社では、2.5インチHDDおよび、Raptorの144Gバイト版を今年の秋に投入を予定しているとのこと。
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