各種ファイルやスキャン原稿を簡単にPDF変換――エー・アイ「pdMaker」

» 2004年03月25日 00時10分 公開
[ITmedia]

 エー・アイ・ソフトは、各種文書ファイルをPDFファイルに変換するユーティリティソフト「pdMaker for Office」、スキャン原稿をOCR処理、PDFファイル生成が行える「pdMaker for ScanPaper」を4月23日より発売する。価格はいずれも4800円。

pdMaker for Office&for ScanPaper pdMaker for Office(左)、pdMaker for ScanPaper(右):各4800円 同社サイトより体験版のダウンロードも可能

 「pdMaker for Office」は、各種Windows用文書ファイルをエクスプローラでの右クリックメニューや、ソフトへのドラッグ&ドロップ操作により簡単にPDFファイルに変換できるユーティリティソフト。ワンボタンで操作可能なWord/Excel/PowerPoint用のPDF変換用アドインツールバー、複数ファイルの一括PDF変換が可能な「バッチコンバータ」機能なども用意される。

pdMaker for Office Word/Excel/PowerPointのツールバーに追加されるPDF変換用ボタン

 「pdMaker for ScanPaper」は、紙文書のスキャン、OCR処理(用語参照)、透明テキスト付きPDFファイル生成までを一括自動処理で行える。透明テキストとは、スキャンした元画像と同位置に重なるようにテキストが配置されるもので、そのままテキストとして選択・コピーが可能となるもの。Adobe Reader 6.0(関連リンク)以上であれば、ファイル展開なしに文書内全文検索を行うこともできる。

 文字認識処理エンジンには、同社OCRソフト「読んde!!ココ」(2004年2月5日の記事参照)のOCRエンジンを搭載する。

 スキャン原稿をPDFファイルを自動生成する基本機能に加え、スキャン済みの既存画像データをPDF変換する機能、Outlook 2003、Outlook Express 6.0、Lotus Notes R5、Becky!などプッシュ機能に対応するメールソフトに自動添付する「PDF送信」機能などが搭載される。

 また、スキャン時にずれてしまった傾きや原稿の向きを検出・補正する「自動傾き/自動向き修正」機能、日時、連番、文字列など多彩なPDF生成時ファイル名の設定が可能な「ファイル名自動設定」機能により、一連作業の大幅な簡略化が期待できる。

pdMaker for ScanPaper pdMaker for ScanPaperの操作インタフェース画面。コピー機の操作画面のようなワンタッチ操作が可能

 対応OSはWindows 98SE/Me/2000 Professional/XP。「pdMaker for ScanPaper」の対応用紙サイズはA3、B4、A4、B5。対応入力ファイル形式は、BMP、TIFF、JPG、PNG、PCX。

 なお、パッケージ版のほかダウンロード版も用意される。「pdMaker for ScanPaper」は発売日同日より3800円、「pdMaker for Office」5月中旬より開始予定となっている。

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