インテル、「HDオーディオ」の最終仕様1.0を策定

» 2004年04月19日 21時38分 公開
[ITmedia]

 インテルは、家電オーディオ同等品質のサウンドをPCで再生できる新オーディオ規格「ハイ・デフィニション・オーディオ」(HDオーディオ)の最終仕様1.0を発表した。

 HDオーディオは、AC'97の後継オーディオ規格として、仕様策定には、同社ほか、PCメーカーや家電機器メーカー、ソフトウェアやコーデックの開発会社など80社以上が参加した。再生機能だけでなく、音声や通信アプリケーション向けに高品質な入力機能も提供可能で、アーキテクチャの改良と広帯域化により192kHz/32ビットに対応するマルチチャネルオーディオを実現する。

 また、マルチチャネルアレイマイクのサポートや、動的な帯域幅の割り当て、柔軟なオーディオデバイスのコンフィグレーションなどにより、音声入力機能も強化される。なお、HDオーディオアーキテクチャは、マイクロソフトのユニバーサルオーディオアーキテクチャ(UAA)とも協調する。

 HDオーディオの機能を搭載した製品は、同社の次世代チップセット「Grantsdale」(開発コード名)搭載システムを含め、今年半ば以降に順に投入される予定だ(1月28日の記事参照)。

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