リコーは5月10日、同社が保有するCD-R/RWディスクやドライブ技術の特許を侵害されたとして、台湾LITE-ON IT、台湾CMC Magneticsと、両社の関連会社など計8社を、米国テキサス州東部地区連邦地裁とカリフォルニア州北部地区連邦地裁にそれぞれ提訴した。技術の使用差し止めや損害賠償を求めている。
リコーによると、同社が保有する「レーザパワー制御により記録品質を確保したマークを記録する方法および装置に関する特許(米国特許番号5761179)」や、「最適記録パワーを求めるためのパラメータ情報を有する光記録媒体に関する特許(米国特許番号5790505)」など計6件を侵害されたという。
同社広報部は、「これまで話し合いで解決しようと努力してきたが、両社からリコーの特許について正当な評価が得られなかったためやむを得ず訴訟に踏み切った」としている。
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