DVD+-R4倍速の快速ポータブルDVDスーパーマルチドライブ──アイ・オー DVRP-UT4(1/2 ページ)

» 2004年05月13日 15時31分 公開
[田中拓也,ITmedia]

置き場所を選ばないコンパクトデザインを採用

 「DVRP-UT4」は、USB2.0対応のDVDスーパーマルチドライブだ。DVD±Rの両方で4倍速書き込みに対応し、どちらのメディアを利用してもストレスなく書き込めるのが大きな特徴だ。ポータブルのDVDスーパーマルチドライブは選択肢が限られるため、高速書き込みに対応したドライブの登場は、多くのユーザーに歓迎されるだろう。

 本体のデザインは、置き場所や持ち運びに不自由しないシンプルデザインを採用する。本体サイズは138(幅)×162(奥行き)×22(高さ)ミリ、重さ約460グラム(本体のみ)と、小型軽量を実現している。パッケージには、縦置き用の専用スタンドが付属し、縦置きと横置きのどちらも可能。また持ち運びに便利なソフトキャリーケースが付属する。

USB2.0対応のDVDスーパーマルチドライブ「DVRP-UT4」
スタンドが付属するので縦置きでも利用可能だ

 インターフェースはUSB2.0/1.1で、バスパワー動作には非対応だ。ローディングにはドロワー式(引き出し)を採用する。電源スイッチは、パソコンの電源に連動して、ドライブの電源を自動的にオン/オフを切り替えることができる電源連動機能を搭載するので、手動で電源を切り替える必要がないのは便利だ。

 ちょっと面白いのはPowerランプだ。USB2.0接続時には、Powerランプが青色に発光し、USB1.1接続時の緑色とは区別される。ノートパソコンなどでUSB2.0とUSB1.1の両方を搭載している場合、うっかりUSB1.1ポートにつないでしまうことがある。本機なら正しくUSB2.0ポートにつないでいるか、一目で確認できるので、間違える心配もない。

USB2.0接続時は青色に発光する

DVD+-Rで4倍速書き込みを実現

 DVRP-UT4は、ドライブにティアックの「DV-W24ES」を採用している。本ドライブは、DVD±Rの4倍速書き込みとDVD+RWの4倍速書き換えに対応しているのが大きな特徴だ。またDVD-RAMとDVD-RWについては2倍速の書き換えに対応する。

 これらの速度は、現在発売されているポータブルドライブの中では、最速を誇る。8倍速が主流になりつつあるデスクトップ用ドライブには及ばないものの、旅先などで利用するには十分の速度と言える。

 4倍速書き込み/書き換えでは、内周を2倍速で書き始めるZCLVを採用する。500Mバイト以降、速度が4倍速となり、1枚のメディアを約19分で書き終えることができる。Nero CD-DVD Speed V2.22でDVD-RとDVD+Rの書き込み速度を測定したところ、わずかにDVD-Rのほうが高速だったが、誤差の範囲といってもよさそうだ。

DVD-R、DVD+Rのいずれも内周を2倍速で書き始め、500Mバイト以降を4倍速で書き込む。1枚あたり19分前後で書き終えることができる

 そのほかCD-Rは16倍速書き込み、CD-RWは8倍速書き換えに対応する。読み出し速度はDVD-ROMは8倍速、CD-ROMは24倍速読み出しとなる。なおバッファーメモリーは8MBを搭載し、またバッファーアンダランエラー防止機能もCD、DVDの両方で装備している。

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