ソニーは500万画素クラスのデジタルカメラをすでに6製品も販売している。高機能な「DSC-F717」や「DSC-V1」のほか、薄型の「DSC-T1」、「DSC-T11」、さらにデザイン性の高さから人気のPシリーズは「DSC-P100」と、特徴のある製品が並ぶ。
その中において、ややシンプルに感じられる製品が「DSC-W1」だ。目立った特徴は見えにくいが、大きな液晶でメニューも見やすく、また単3形乾電池2本で動作するなどの特徴がある。
DSC-W1のデザインは四角く、レンズをカメラの中心近くに配置するなど、いかにもコンパクトカメラ、といったような形状となっている。ただ、金属ボディを採用していることもあり、シンプルなデザインながら安っぽく感じることはない。
電源スイッチは本体上部にあり、ボタンを押すと電源が入り、もう一度押すと電源が切れる。誤作動を防止するために電源スイッチを1秒程度押し続けることで電源をオン/オフするものもあるが、DSC-W1は押すと同時に電源が入る。
本体のサイズは91(幅)×60(高さ)×36.3(奥行き)ミリで、本体の質量は約189グラムである。ただし、バッテリーが単3形乾電池を2本となっているため、撮影時の重量はメモリースティックも含めて約250グラムとなる。
本体の左側面には電源端子とビデオ出力端子、メモリースティック挿入口がある。メモリースティックのほか、メモリースティックPRO、メモリースティックDuo、メモリースティックPRO Duoが使用可能だ。
撮像画素は有効画素数510万画素(総画素数530万画素)の1/1.8インチCCDを搭載している。撮影できる画像サイズは、2592×1944ピクセル、2048×1536ピクセル、1280× 960ピクセル、640×480ピクセルおよび3:2の画角である2592×1728ピクセルである。
レンズは7.9〜23.7ミリ(35ミリフイルムカメラ換算38〜114ミリ)の光学3倍ズームで、レンズの明るさはF2.8〜5.2となる。さらに広角や望遠が必要なときには、別売りの「コンバージョンレンズ」を使用すれば、27ミリから296ミリで撮影することも可能だ。
DSC-W1は2.5インチの大型液晶モニタを搭載している。大きさに加えて輝度も高いので、通常の撮影はもちろん、日中の屋外でも見やすい。液晶モニタの画素数は12万3200ピクセルとあまり多くなく、日中でも見やすくする半反射型液晶ではないが、太陽下でも特に見にくいと感じることはなかった。ちなみにDSC-T1の液晶モニタは、同じ2.5インチで21万1000ピクセルの半反射型液晶を採用している。
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