ディスプレイは、セレクションメニューにより、23型ワイド高輝度/19型高解像度/17型ワイド高輝度/17型高解像度/15型液晶のなかから選択できる。
このうち、15型液晶ディスプレイを除く、すべてのモデルが、液晶前面に配置されたパネルを振動してサウンドを再生する「SoundVu」に対応。台座部分には、重低音を強化するサブウーファも内蔵し、迫力のサウンドを楽しめる。
SoundVuは、リスニングポジションを選ばず自然な音響効果を得られるのもメリット。映像から直接音が出てくる臨場感を味わえる。
タイプCではディスプレイなしで本体のみ、という選択も可能だが、ここは、できるだけSoundVu対応のディスプレイを選んでおきたい。
なお、23型ワイド液晶ディスプレイ「F23W11」には、TVチューナーも内蔵されているため、単体で大型の液晶TVとしても利用可能だ。D4映像入力端子も装備しているので、市販のBS/CS/地上デジタルチューナーを接続すれば、高画質・高音質のデジタルハイビジョン放送を視聴することもできる。
さて、最後に用途別のお薦め構成を挙げてみたので参考にして頂きたい(以下に紹介する価格は全て6月11日現在の価格だ)。
まずは、コストパフォーマンスを優先するモデル。CPUは、Pentium4/2.80E GHz、メモリ256Mバイト、約160GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、グラフィックスはチップセット内蔵、ミニマムソフトウェアパックを選択した場合が、本体のみで11万7495円となる。
これに17型液晶ディスプレイをセットにしても20万円を少し出る程度。なお、コストを優先する場合でも、コンボドライブとDVDスーパーマルチドライブの価格差は数千円なので、できるだけDVDスーパーマルチを選ぶのがお薦めだ。
次に、高性能を追求するモデルで、CPUにPentium4/3.20E GHz、メモリ1024Mバイト(デュアルチャンネル)、約300Gバイト HDD、DVDスーパーマルチドライブ、グラフィックはRADEON 9600SE、標準ソフトウェアパックを選択した場合が、本体のみで18万4695円。
これに19型液晶ディスプレイをセットにしても30万円以下に抑えられるので、コストパフォーマンスの高さをかなり実感できるだろう。室内で別のマシンからのTV映像配信を行う場合などは、1万5750円をプラスして「トリプルワイヤレスLAN」を搭載するのもよいだろう。
上記2つの中間的なモデルとして、CPUにPentium4/2.80E GHz、メモリ512Mバイト(デュアルチャンネル)、約250GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、グラフィックスはRADEON 9600SE、標準ソフトウェアパックを選択した場合が、本体のみで14万4795円。
これに17型ワイド液晶ディスプレイをセットにすると24万345円となる。個人的には、このあたりがコスト、性能ともに最もバランスのとれた構成かと思われるがいかがだろうか。あなたも自分の好みにあった1台を、NEC Directで仕上げてみてほしい。
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