Endeavor NT7100Proは、前モデルとなる「Endeavor NT7000Pro」をベースとして、さまざまなパワーアップを施したマシンだ。グラフィック機能のパワーアップに加え、搭載CPUも強化されている。
Endeavor NT7100Proに搭載可能なCPUは、従来モデルでも選択可能だったPentium M 1.50GHzおよび1.60GHzに加え、Dothanコア採用の最新Pentium Mである、Pentium M 735(1.70GHz)およびPentium M 745(1.80MHz)、そしてPentium M 755(2GHz)が新たにラインナップされた。GPUの強化とも相まって、Endeavor NT7100Proは非常に高いレベルでのパフォーマンスが実現されている。
基本スペック以外の仕様は前モデルがほぼそのまま踏襲されている。メインメモリは標準で256Mバイト搭載され、最大2Gバイトまで増設可能。HDDは最大80Gバイトまで搭載可能となっている。
ネットワーク機能は、標準で1000BASE-T対応の有線LAN機能が搭載され、さらにオプションでIEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN機能も選択可能となっている。
本体右側面には「モジュラーベイ」と呼ばれるドライブベイが用意され、光学式ドライブや増設用HDDなどを取り付けられる。光学式ドライブは、CD-ROMドライブやCD-RWドライブに加え、DVD+-R/RWへの書き込みが可能なDVDマルチドライブの選択も可能だ。
本体左側面には、CardBus対応のPCカードスロット(TYPE II×1)、SDメモリーカード、MMC、メモリースティックに対応する「3in1メモリスロット」、IEEE1394コネクタ、LANコネクタなどが用意される。また背面には、フルサイズの外部ディスプレイ出力コネクタ、パラレルポート、4ポートのUSB2.0コネクタ、Sビデオ出力端子が配置される。
搭載される液晶ディスプレイは、15.4インチWSXGA+(1680×1050ドット)のTFTカラー液晶、15.4インチWXGA(1280×800ドット)のあざやか液晶、さらに15インチSXGA+(1400×1050ドット)のTFTカラー液晶の3種類から選択可能だ。
このうちWXGAのあざやか液晶は、表面がグレア処理されたいわゆる“つやつや”液晶だが、600:1という非常に高いコントラスト比が実現されており、DVD-Videoを再生させた場合でも鮮やかで美しい映像を楽しめる。ちなみに、15.4インチのWSXGA+またはWXGA液晶を選択した場合には、液晶ディスプレイ下部にステレオスピーカーが配置されることになる。
キーボードは、キーピッチ19ミリのフルサイズキーボードが搭載されている。不規則なキーピッチや変則的なキー配列はなく、ストロークも3ミリと深く、非常に扱いやすい。また、ポインティングデバイスのタッチパッドも、スクロール用の専用ボタンが用意され、こちらも申し分ない操作性が確保されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.