レビュー
2004/06/18 16:02 更新
今宵、あなたと添い寝した――紹介します。私のダーリン「風光迷微」さんです
「線メリと共にひとりきりのクリスマスイブを実際に過ごしてみる」という絶対零度の人体実験に挑んだ半年後――あのIT戦士(♀)が帰ってきた。“ひと夏だけのダーリン”と一緒に。
夏だ。いや、まだ梅雨だけど、もうちょっとで夏だ。
夏といえば、蚊取り線香、かき氷、花火にTUBEにひと夏の恋。そして今年もやってきた、イーレッツのUSB扇風機。
去年はSARSの影響で発売中止 なんていう時事ネタもかましてくれた「一台旋風 」の後継機「風光迷微 」は、ミニサイズなのに意外と涼しいデキた奴だ。
左が風光迷微、右は2世代前の「涼風一直線 」。並ぶと親子みたい。涼しさは同じくらい
単なるネタ製品かとあなどっていた記者だが、扇風機のヘッド部を付け替えればライトになったり、コードは伸縮式で長さを調節できたり、コンパクトに収納できるキャリングケースまでついてきたりと、何か普通に便利っぽい。
頑丈なキャリングケース付き
ライトも同社が言う通り意外と明るく、正面切って照らされるとちょっぴり恥ずかしい
アームの角度が自由に変えられるのも特徴だ。このアーム、角度や使い方によって「Zスタイル」「Lスタイル」「谷間スタイル」「添い寝スタイル」「品川スタイル」と5種類のスタイルがパッケージで提唱されている。もちろん5種類全て試してみた。
Zスタイル
風の吹き方も基本に忠実で、元“カレ”、風鈴ぶたクンも大満足
扇風機ヘッドがまっすぐ前を向くよう「Z型」に配置するZスタイルは、ITmedia的には“ゼータ”スタイルと読む者もいるだろう、多分。このスタイルは、最も安定感ある基本形となる。風もまっすぐ正面に向かって吹きつけ、秩序正しい感じだ。例えるなら、まるで私のよう(えへ)。
Lスタイル
ありえない位置からの攻撃に、ぶたクンもかなり動揺
ヘッドを上に向け、「L型」に配置するLスタイル。ただひたすら上を見上げ、大いに上昇志向で右肩上がりなこのスタイルは、市場に例えるなら、デジタル家電。
谷間スタイル
風は胸元に向かって一直線に吹き付ける。やっぱりちょっとピンクかも
どうもピンク色な妄想をしてしまいがちな「谷間」の響き。ただし、右手と左手の間に整然と置くだけという、意外ときっちり生真面目スタイルで、うっかりお子さんに見られても安心だ。CEROのゲームレーティング に例えるなら、「全年齢対象」。
添い寝スタイル
IT戦士、ダーリンと添い寝
耐え難い熱帯夜。エアコンつけっぱなしで寝るのは体に悪い。このスタイルは、異性ではなく異製(?)を寄せつけるIT戦士の夏の夜には強い味方だ。
しかし首ふり機能がない風光迷微では、体の1か所に風が当たり続けてしまう。実はエアコンより健康に悪そう? というか、接続した起動中PCのファンがうるさくて眠れなかったのでした。残念。
品川スタイル
風鈴のベロがスカートっぽい。ぶたクンも心なしか恥ずかしそうだ
下から吹き上げるこのスタイルがなぜ品川なのかは「ご想像にお任せします」(イーレッツ)。地に足をつけつつ、空を夢見るこのスタイル、歌に例えるなら「地上の星」。
扇風機には必須であるはずの「あの」機能がない
さて、同機の“扇風機度”を試すために、ある実験を行なった。東京工業大学生も9割試したことがある という、扇風機にはなくてはならない機能(?)を検証した。
「あーーーーーーーーーーーーー」
いろんな角度から「あー」をしてみたが何の変化もない。「あ゛ーーー」と、声が震えて宇宙人な気分を味わえるというのは、夏遊びの基本なのに……。
気を取り直して別の機能を試そう。そういえば同機は羽根がむき出しだ(関係ないが、同社は「むき出し」が好き なようだ)。扇風機のワイヤーの隙間に指を入れては羽根を止めて楽しんでいた幼い夏の日を思い出し、いざ、指をインサーート!
バチバチバチバチ
羽根が止まらない! 柔らかい羽根なので、指に当たると曲がってしまうのだ。しかし、指にバチバチ当たる羽根がかなりイタ気持ちよくて思わずやみつきだ。(よい子はまねしないでください)
「指を入れても羽根が止まらない扇風機なんてワシは許さん!」――そんな気分の時は、指を中心部に近付けてみよう。死んだフリした虫みたいに、羽根がぴたっと止まる。
ぴたっ
そんなこんなで色々いじめてみたけれど、風光迷微は線メリ みたいには壊れなかった。
細い体でか弱く見せつつ、実はしっかり芯が強い風光迷微。そんなギャップに女は弱いのだ、とかよく分からないことを考えながら、寝苦しい夜はしんしんと更けた。
[ 岡田有花,ITmedia]
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