GIGA-BYTEによるインテル新プラットフォーム関連の新製品展示イベント「ギガバイトEXPO in 秋葉原2004 初夏の陣6.19」が6月19日、秋葉原のPRONTOリナックスカフェ秋葉原店で行われた。当日のアキバ各ショップによるIntel 915/925X、LGA775 Pentium 4単体販売開始の“祭り”と相まって、開催直後から店内は熱心なユーザーであふれ、閉幕時間まで常に大入り状態となっていた。
今回の目玉は、当日アキバで単品販売が開始されたIntel 915P/G、925Xマザーと、PCI Express対応のグラフィックスカードだ。中でも、もっとも大きく扱われていたのが、Intel 925XチップセットにギガビットLANポートを2基、無線LANアダプタを搭載、DDR2 SDRAMデュアルチャネルに対応するハイエンドモデル「GA-8ANXP-D」だ。
また、GA-8ANXP-Dに並んで注目を集めていたのが「GA-8TRS350MT」。こちらは、トリプルディスプレイ出力に対応するチップセット「RADEON 9100IGP PRO」を採用するmPGA 478マザーで、3画面構成によるフライトシミュレーターデモに多くのユーザーが集まっていた。発売は7月以降になる予定だ。
グラフィックスカード展示ブースでは、RADEON X800系を搭載するGV-RXシリーズとGeForce PCX5900搭載の「GV-NX59128D」など計8種類が展示されていた。PCI Express対応グラフィックスカード製品としては、すでに「GV-NX57128D」が店頭に並んでいるが、新GPUを搭載するモデルも順次発売される予定とのこと。
そのほか、同社おすすめのニューフェイスもいくつか展示されていた。まずは、グラフィックスカードのブース並に広いスペースに並べられ、ユーザーの注目度も高かったベアボーンキット「G-MAX」シリーズのニューモデル「CA2」(レビュー参照)だ。
CA2は、OS起動なしに音楽の再生、DVD視聴が可能なAV機能を搭載し、DVDドライブやラジオチューナーBOXなど、5インチタイプのデバイスが数種類選べるようになったモデルとなる。
マザーボードブースの脇には、CPUクーラー製品の新ラインアップもやや控えめに並んでいた。
高さ13センチの巨大なヒートシンクを搭載するGTシリーズはmPGA478などに対応するものだが、LGA775対応の別売りアダプタも用意されるという。
そのうちの一つ、静音仕様の「GH-PCU31-SD」は、Pentium 4 560まで対応するという基本性能に、騒音レベル23〜33.5デシベルで動作する。LGA775システムは特に発熱量が多いため、静音化と冷却性を両立するのは難しいとされているが、そのような条件下での静音仕様の製品は、非常に貴重なラインアップとなるのではないだろうか。
同イベント開催当日、アキバ各ショップではインテルの新プラットフォーム製品が一斉に発売されていたのは既報の通り(2004年6月17日の記事参照)。とりわけGIGA-BYTEは、Intel 915P/G、925Xマザーを6製品も一気にリリースするなど、ユーザーの関心をとくに集めていたメーカーの一つだ。
加えて、新型マザーを購入すると非売品の同社グッズがプレゼントされるキャンペーン(2004年6月14日の記事参照)を展開。エネルギッシュなPR活動がユーザーに好評だったようだ。
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