富士通は、チップセットにIntel 915Gを採用した企業向けのBTO対応ミドルタワーPC「FMV-W620」とスリムタワーPC「FMV-E625」の2シリーズを発表した。価格は、W620が13万7000円から、E625が20万2000円から。出荷開始は、W620は7月下旬、E625は7月上旬の予定。
両シリーズはIntel 915Gの採用により、PCI ExpressやDDR2メモリ、Serial ATAなどに標準対応する。CPUには、W620はHTテクノロジ対応Pentium 4 520(2.80GHz)/540(3.20GHz)/560(3.60GHz)のいずれかを選択できる。いっぽうE625は、HTテクノロジ対応Pentium 4 550(3.40GHz)のみとなる。DDR2メモリは400MHz動作のもので、256Mバイトから2GバイトまでBTOで選択可能だ。
グラフィックスは基本的にIntel 915G内蔵のGMA 900を使用するが、W620ではATI TechnologiesのPCI Express 16x対応グラフィックスカード「ATI RADEON X800 XT」をBTOで選択することも可能。また両シリーズとも、Serial ATA HDDを2台搭載したRAIDモデルを選択することもできる。このほかE625では、BTOオプションとしてセキュリティチップを用意している。
W620とE625の最小構成例および価格は以下の通り。
型番 | FMV-W620 | FMV-E625 |
OS | Windows XP Professional(Windows 2000 SP4も選択可能) | |
CPU | HT Pentium 4 520/540/560 | HT Pentium 4 550 |
チップセット | Intel 915G | |
メモリ | DDR2/400MHz 256Mバイト(最大2Gバイト) | |
グラフィックス | チップセット内蔵(ATI RADEON X800 XTも選択可能) | チップセット内蔵 |
HDD(Serial ATA) | 40Gバイト(最大160Gバイト) | |
光学ドライブ | CD-ROM(DVDコンボ、DVDスーパーマルチも選択可能) | |
ネットワーク | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T | |
インタフェース | VGA、USB 2.0×6、シリアル、パラレル、PS/2×2など | |
価格 | 13万7000円から | 20万2000円から |
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