デジ一眼入門機で使えるCFタイプHDD――ロジテック「LMC-CFHD2G」(1/2 ページ)

» 2004年07月12日 19時01分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

2.2Gバイトの容量を持つCFTypeII HDD

 デジタル一眼レフカメラの中でも、特に入門機であるキヤノン「EOS Kiss Digital」やニコン「D70」が人気を集めている。また、コンパクトデジカメでも高級機は800万画素製品も登場しており、当然ながら撮影データサイズも大きくなる。さらに高級機になるとCCDの生データを記録するRAWモードも用意されており、データサイズはさらに大きくなる。

 ここで欲しくなるのが大容量のメモリカードだ。その中でもコンパクトフラッシュ規格は、フラッシュメモリを使用した製品だけでなく、コストパフォーマンスに優れる小型HDDを使った製品が登場している。

 コンパクトフラッシュ型HDDでは「マイクロドライブ」の名で知られる日立グローバルストレージ(HGST)の製品が先行しているが、ロジテックから発売になった「LMC-CFHD2G」は、GS magictstorMagicstor 2.2GB PLUS CF-IIを使用した製品だ。

ロジテックから発売された「LMC-CFHD2G」

対応カメラを明記し、サポートに期待が持てる

 GS magicstorの2.2Gドライブは、去年から「1022c CF-II」というモデルが販売されていたが、日本の代理店が扱っていたものの、入手性が今ひとつ悪かった。しかしLMC-CFHD2Gはロジテックが発売元となっているので、流通性がよくなるだろう。対応製品に関しては、以下の表のように現在3社6製品が対応済みとして公開されており、順次改定される予定となっている。

表■7/5時点での対応リスト

キヤノンEOS Kiss デジタル
PowerShot G5/同S50/同S45
ニコンD70
富士写真フィルムFinePix S602

 LMC-CFHD2Gのスペックを紹介していこう。HDDは4200rpmでバッファメモリ256Mバイト、平均シークタイムは10ms、重量は16グラムだ。電源は5/3.3V(自動対応)で、消費電流は待機時18mA、動作時275mAとなっている。

 スペック的には3600rpm、128Mバイトのマイクロドライブよりもよいものの、データ転送速度はさほど変わらない。また、回転数は速いが、アイドル時18mA、書き込み時275mAとマイクロドライブの18/16mA(アイドル時)、314/305mA(書き込み時)と比べて、消費電力もむしろ抑え目となっている。

転送速度は他社最速品よりもやや低め

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