電子情報技術産業協会(JEITA)は7月28日、2004年度第1四半期(4〜6月)におけるPCの出荷実績を発表した。
これによると、PC本体総出荷台数(国内出荷および輸出)は276万2000台(前年同期比103%)となった。また、本体総出荷金額は3997億円(前年同期比96%)であった。
このうち、国内のPC本体総出荷台数は256万1000台(前年同期比102%)、本体出荷金額は3735億円(前年同期比95%)となり、台数ベースで見る限り、微増ながら2003年度第1四半期から5四半期連続でプラス成長を遂げていることになる。
同協会の分析によれば、2004年度第1四半期で市場を牽引したのはビジネス需要であり、古いPCのリプレースや増設需要に加え、中小企業における需要の裾野拡大が顕著だという。また、個人市場は、アテネ五輪をキーワードに各社がAV機能強化PCを早期投入することで前半は比較的好調だったが、後半(5月中旬以降)は猛暑の影響などを受け、若干苦戦する結果になったとしている。
なお、PC本体の輸出台数は20万1000台(前年同期比126%)、本体輸出金額は262億円(前年同期比118%)だった。
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