Kool Solutions「スーパーファンダクト CV-1」(以下、CV-1)は、CPUをクーラーごと覆って、ケース底の比較的冷たい空気を取り込むことができるようなプラスチック製のファンダクトだ。
CV-1は、プラスチック製なだけにハサミで簡単にカット可能というのが特徴となる。刻まれている数本の溝に沿ってカットし、大まかなサイズを調整、後でPCケースの形状やマシンの内部状況に合わせて、細かなサイズ調整も行える。
そして内側のカバー真ん中辺りには、4センチファンを2基取り付け可能となる溝も掘られており、グラフィックスカード用としても空気を導くことができるようにもなっている。
では、早速取り付けてみよう。
CV-1は、組み込む前の入念な「形合わせ」が重要であり、ある意味一番面白いところである。
一番上のCPU用8センチファン、グラフィックスカード用4センチファンなど計3基のファンを取り付けることが可能だが、静音性やエアフローを考えると、やみくもに全部つければいいというものでもない。
というわけで、ショップで勧められたとおり、8センチファンと4センチファンを一つづつ付けてみた。
電源ユニットなどに、付属の大型フックを両面テープで固定し、CV-1をつり下げる。底面は、同じく小型フックで固定すれば取り付け完了だ。半透明ブルーの素材なので、光モノのファンを使用している場合は、機能を損なうことなく、また違った光りかたが楽しめそうだ。
では肝心の冷却効果を見てみよう。
CV-1のあり/なしで、OSを起動してから5分後の温度と、PCMark04を2回フルテストした直後の温度を比較した。
このCV-1、適当に設置してもCPU温度を約4度(使い方や設置方法を工夫すればもっとだろう)も下げられる、それでいて価格は約2400円前後。これを考えると、かなりコストパフォーマンスがよいパーツなのではないだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.