キヤノン、デジカメラインアップを拡充──エントリーからハイエンドまで計5機種を発売(2/2 ページ)

» 2004年08月20日 14時10分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

 PowerShot S70は同S50の後継モデルで、6月中旬に発売された同S60の上位モデルとなる。

1/1.8インチ710万有効画素CCDと28〜100ミリ相当の広角光学3.6倍ズームレンズを搭載した「PowerShot S70」

 超高屈折ガラスモールド非球面レンズ「UAレンズ」を組み込んだ28〜100ミリ相当の広角光学3.6倍ズームレンズを搭載している点はS60と同様だが、搭載CCDが1/1.8インチ710万有効画素へと高画素化されている(S60は1/1.8インチ500万有効画素CCD)。ボディ素材はS60と同様にアルミマグネシウム合金だが、ボディカラーは精悍ながらも落ち着きのあるダークグレーとブラックのツートーンカラーとなった。

 PowerShot S70の主な仕様および予想実売価格は以下の通り。

製品名PowerShot S70
撮像素子1/1.8インチ710万有効画素CCD
レンズ光学3.6倍ズームレンズ、焦点距離:28〜100ミリ(35ミリフィルムカメラ換算)、開放F値:F2.8〜5.3
最大画像サイズ(静止画/動画)3072×2304ドット/640×480ドット
撮影距離約44センチ〜∞(マクロモード時4〜44センチ)
フォーカス9点測距AiAF、1点測距AF(任意選択)、マニュアル
連続撮影高速約2枚/秒、通常1.2枚/秒
記録メディアコンパクトフラッシュType II
液晶ディスプレイ1.8インチ
バッテリー専用リチウムイオン充電池
サイズ(幅×奥行き×高さ)114×38.8×56.5ミリ
重量(本体のみ)約230グラム
価格(予想実売価格)オープン(6万5000円弱)

 PowerShot G6は、同G5の後継モデル。搭載CCDが1/1.8インチ710万有効画素へと高画素化されたほか、搭載する光学4倍ズームレンズも、710万有効画素CCDの感度特性に合わせて分光特性が最適化されている。さらに、画像処理の色再現パラメータにチューニングを施すことにより、従来機種に比べて色にじみを大幅に低減して高画質化を実現したという。

新設計の小型ボディに710万有効画素CCDと光学4倍ズームレンズを搭載した「PowerShot G6」

 ボディも新設計で、内部デバイスレイアウトの見直しなどにより、従来機種に比べて10%以上の小型化(体積比)を実現した。ホールディングしやすい大型のラバーグリップや、2インチにサイズアップしたバリアングル液晶ディスプレイ、ステイタス表示用液晶パネルへのバックライト搭載など、操作性向上に寄与する各種要素も盛り込まれた。

 撮影機能も大幅に強化され、オートフォーカスの高速化(コンテニュアスAF時55%、シングルAF時45%の短縮)や9点測距AiAFモードの追加、ズームスピードの高速化(ワイド端〜テレ端:約2.5秒から約1.8秒)、起動時間の短縮化(液晶ディスプレイ表示時:約3.8秒から約3.0秒)などが行われている(いずれも対G5比)

 PowerShot G6の主な仕様および予想実売価格は以下の通り。

製品名PowerShot G6
撮像素子1/1.8インチ710万有効画素CCD
レンズ光学4倍ズームレンズ、焦点距離:35〜140ミリ(35ミリフィルムカメラ換算)、開放F値:F2.0〜3.0
最大画像サイズ(静止画/動画)3072×2304ドット/640×480ドット
撮影距離約50センチ〜∞(マクロモード時5〜50センチ)
フォーカス9点測距AiAF、1点測距AF(中央固定/任意選択)、マニュアル
連続撮影高速約2枚/秒、通常1.2枚/秒
記録メディアコンパクトフラッシュType II
液晶ディスプレイ2インチバリアングル
バッテリー専用リチウムイオン充電池
サイズ(幅×奥行き×高さ)104.9×73.1×72.8ミリ
重量(本体のみ)約380グラム
価格(予想実売価格)オープン(8万円弱)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月29日 更新
  1. ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現 (2024年03月28日)
  2. Synology「BeeStation」は、“NASに興味があるけど未導入”な人に勧めたい 買い切り型で自分だけの4TBクラウドストレージを簡単に構築できる (2024年03月27日)
  3. ダイソーで330円の「手になじむワイヤレスマウス」を試す 名前通りの持ちやすさは“お値段以上”だが難点も (2024年03月27日)
  4. 「ThinkPad」2024年モデルは何が変わった? 見どころをチェック! (2024年03月26日)
  5. ダイソーで550円で売っている「充電式ワイヤレスマウス」が意外と優秀 平たいボディーは携帯性抜群! (2024年03月25日)
  6. 日本HP、個人/法人向けノート「Envy」「HP EliteBook」「HP ZBook」にCore Ultra搭載の新モデルを一挙投入 (2024年03月28日)
  7. 次期永続ライセンス版の「Microsoft Office 2024」が2024年後半提供開始/macOS Sonoma 14.4のアップグレードでJavaがクラッシュ (2024年03月24日)
  8. そのあふれる自信はどこから? Intelが半導体「受託生産」の成功を確信する理由【中編】 (2024年03月29日)
  9. 天空がポータブルPC「AYANEO Flip」の予約販売を開始 実機を国内でお披露目 ハンズオンで作りの良さを実感 (2024年03月29日)
  10. 日本HP、“量子コンピューティングによる攻撃”も見据えたセキュリティ強化の法人向けPCをアピール (2024年03月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー