「bitcast.TV」や「InfoTV.Plus」など、キャプチャーカードのコントロールソフトで有名なインフォシティから登場したスーパーマシン「TeraTANK-LE」。2台のPCにキャプチャーカードを計6枚。さらに300GバイトのHDDを2台で計6基という、なんとも超ヘビーな構成で、6チャネル同時録画を実現する強烈なマシンである。
元々は業務用としてインフォシティが販売していたTeraTANKだが、個人ユーザーでも使いたいという要望に応え、このたび、構成をシンプルにして価格を下げたLight Editionとして発売されることになった。ただし、30台限定という特別ラインアップということで、いつでも売っているという性格のものではないらしい。
今回、評価用に送られてきたTeraTANK-LEをセッティングしてみると、システムの本体は普通のmicro ATXケースを使ったPC2台で構成されている。PCのスペックは、Celeron/2.4GHzに1Gバイトのメモリを搭載したIntel 865GLCマザーボードという構成。
これに300GバイトのHDDを3台と、ELSAのEX-VISION 1000TVが3枚ずつ取り付けられている。ハイパフォーマンスでないものの、筐体にパーツがぎっしり詰まった筐体内であるが、ケースには背面にはケースファン2基が取り付けられているので、ケース内の排熱は十分だ。
OSはRedHatLinuxで導入されているが、ユーザーに対してログインパスワードは公開されていないため、コンソールでのコントロールは行えない。そのため、TeraTANKの設定や操作は、ネットワークに接続された別のPCから行うようになる。つまり、TeraTANK本体にディスプレイもキーボードもマウスも接続する必要がない。電源ケーブルとLANケーブル、そしてアンテナを接続するだけなので、置き場所の自由度はかなり高い。
実際の稼働音は、ファンが2個背面で回っていることや、常にHDDへのアクセスが行われ続けるため、決して静かとはいえない。そのため、あまり音が気にならない場所に設置するのがいいだろう。
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