ソニーマーケティングは、VAIOパーソナルコンピュータのデスクトップPCシリーズ「type R」「type HX」「type V」秋モデルを9月13日に発表した。type Rは地上デジタル放送の録画機能やHDV編集に対応したほか、各モデルともDVDスーパーマルチドライブを搭載したのが特徴だ。
新しく発表された「VAIOパーソナルコンピューター type R」(以下、type R)は、上位モデルの「VGC-RA71Pシリーズ」にはPentium 4 560(3.60GHz)を採用。チップセットはIntel 915Pを採用し、Serial ATA接続の500GバイトHDD(250Gバイト×2、RAID 0)、1024MバイトDDR2 SDRAM(DDR2 533対応)のほか、2層式DVD+R書き込みに対応したDVDスーパーマルチドライブを搭載する。
ソニースタイルモデルのtype Rについては、メモリ2Gバイトの実装、最大1.6Tバイト(400Gバイト×4)のHDD、RAID設定なしといったカスタマイズに対応する。
なお、type Rは地上デジタル放送の録画機能やHDV編集に対応した。デジタル放送対応のTVチューナーは搭載されないが、外部のデジタル放送チューナーとtype Rを、新たに搭載された「デジタル放送録画対応iLINK端子」経由で接続することで、HDDへ直接録画できる仕組みとなっている。
HDV編集については、先日発表されたソニーの「HDR-FX1」とtype Rを接続し、「VAIO Edit Components」や「DVGate Plus」などを経由することにより、取り込み/編集が可能。なお、これらのソフトウェアはアップグレードにより対応する予定だ。
type Rの主なスペックは以下の通り。
機種名 | VGC-RA71Pシリーズ | VGC-RA61シリーズ | VGC-RA51シリーズ |
OS | Windows XP Professional(Service Pack 2 対応) | Windows XP Home Edition(Service Pack2 対応) | |
CPU | Pentium 4 560 | Pentium 4 550 | |
チップセット | Intel 915P | ||
メモリ | 1Gバイト(512Mバイト×2)DDR2 SDRAM、DDR2 533対応 | 512Mバイト(256Mバイト×2)DDR2 SDRAM、DDR2 533対応 | 512Mバイト(256Mバイト×2)DDR SDRAM、DDR400対応 |
グラフィックスカード | RADEON X600 XT(PCI Express X16接続) | RADEON X300(PCI Express X16接続) | |
ビデオメモリ | 128Mバイト(DDR SDRAM) | ||
液晶ディスプレイ | 19インチVGP-D19SM2A、ディスプレイなしから選択可能 | 17インチPCVD-17SM2A、ディスプレイなしから選択可能 | |
HDD | 約500Gバイト(250Gバイト×2)Serial ATA | 約250GバイトSerial ATA | 約200GバイトSerial ATA |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層対応) | ||
サイズ | 約188(幅)×410(高さ)×402(奥行き)ミリ(本体、突起部含まず) | ||
重量 | 約16キロ | 約15.5キロ | 約14.5キロ |
実売想定価格 | VGC-RA71PL9:49万円前後、VGC-RA71P:40万円前後 | VGC-RA61L9:39万円前後、VGC-RA61:30万円前後 | VGC-RA51L7:26万円前後、VGC-RA51:20万円前後 |
発売予定日 | 10月2日 |
「VAIOパーソナルコンピューター type HX」(以下、type HX)は、初心者から中級者まで幅広く活用できるデスクトップPC。最上位モデルの「VCG-HX72B7」は250GバイトのHDDを搭載したほか、全モデルとも2層式DVD+R書き込みに対応するDVDスーパーマルチドライブを搭載したのが特徴だ。
このほかのスペックとしては、上位モデルにはCPUはPentium 4/3.20E GHz、512Mバイトのメモリを搭載するほか、ソニースタイルモデルではデフォルトで用意されているディスプレイのほかに、フローティングデザインを採用した「HXディスプレイ」を選択可能だ。
なお、type HXは初心者でも安心に使える「初心者ダイヤル」にも対応。専用の電話窓口が新設され、設定方法から使いこなしまで、専任のスタッフが問い合わせに応じてくれる。
typeHXの主なスペックは以下の通り。
機種名 | VGC-HX72B7 | VGC-HX62B7 | VGC-HX52B7 | VGC-HX52B5 |
OS | Windows XP Home Edition(Service Pack 2対応) | |||
CPU | Pentium 4/3.20E GHz | Celeron D 335 | ||
チップセット | Intel 848P | Intel 865GV | ||
メモリ | 512MバイトDDR SDRAM(DDR400対応) | 256MバイトDDR SDRAM(DDR400対応) | ||
グラフィックスカード | GeForce FX 5200 | チップセット内蔵 | ||
ビデオメモリ | 64Mバイト(DDR SDRAM) | 最大64Mバイト(メインメモリ共有) | ||
液晶ディスプレイ | 17インチPCVD-17SM2A | 15インチPCVD-15XM2A | ||
HDD | 約250Gバイト(Ultra ATA/100) | 約200Gバイト(Ultra ATA/100) | 約160Gバイト(Ultra ATA/100) | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層記録対応) | |||
FDD | 別売PCVA-UFD2(USB経由外付け) | 内蔵 | ||
サイズ | 約160(幅)×368(高さ)×378(奥行き)ミリ(本体、スタンド込み) | |||
重量 | 約8.8キロ(スタンド込み) | 約9.0キロ(スタンド込み) | ||
実売想定価格 | 27万円前後 | 24万円前後 | 20万円前後 | 18万円前後 |
発売予定日 | 9月25日 |
一体型デスクトップPCの「VAIOパーソナルコンピューター type V」(以下、type V)は、従来同様に液晶表示用ビデオプロセッサ「Motion Reality」を搭載。TV画面の美しさを引き続き追求したモデルとなっている。なお、ソニースタイルモデルでは、17インチモデルでもPentium 4/3E GHz、HDD容量250Gバイトを選択できるほか、Office Professionalのプリインストールにも対応する。
20インチのワイド液晶を採用した上位モデルには、タッチパッド付きワイヤレスキーボードを採用。2.4GHz帯のデジタル無線方式を利用しており、通信距離が最大で約10メートルとなっている。
type Vの主なスペックは以下の通り。
機種名 | VGC-V202RB | VGC-V202 | VGC-V172B | VGC-V172EB |
OS | Windows XP Home Edition(Service Pack 2対応) | |||
CPU | Pentium 4/3E GHz | Celeron D 330 | ||
チップセット | Intel 865GV | |||
メモリ | 512MバイトDDR SDRAM(DDR400対応) | 256MバイトDDR SDRAM(DDR400対応) | ||
グラフィックス機能 | チップセット内蔵 | |||
液晶ディスプレイ | 20インチワイド(1280x768)TFTカラー液晶(クリアブラック液晶) | 17インチワイド(1280×768)TFTカラー液晶(クリアブラック液晶) | ||
HDD | 約250Gバイト(Ultra ATA/100) | 約200Gバイト(Ultra ATA/100) | 約160Gバイト(Ultra ATA/100) | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |||
サイズ(本体直立時) | 約551(幅)×442(高さ)×288(奥行き)ミリ | 約484(幅)×398(高さ)X288(奥行き)ミリ | ||
重量(本体/キーボード) | 約14.6キロ/約1.1キロ | 約13.0キロ/約0.7キロ | 約12.9キロ/約0.7キロ | |
実売想定価格 | 30万円前後 | 26万円前後 | 23万円前後 | 20万円前後 |
発売予定日 | 9月25日 |
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