ワイドディスプレイや長時間バッテリー駆動など、VAIO type Tの特異性を考慮しつつポータブルDVDプレーヤーとしての性能を配慮した機能も盛り込まれている。その一つが、DVDボタンを押すと「DO VAIO」のDVDプレーヤー機能が起動して、DVDビデオの再生がワンタッチで開始されるところ。DVDボタンは「DO VAIO」だけでなく、ほかのコンテンツ再生ソフトの起動ボタンとしても利用できる。
VAIO type TはVAIO type TRに対してデザイン面はもちろん,機能や使い勝手にも様々な改良が加えており,新シリーズでありながら完成度の高さを感じさせる製品だ。筆者の男性的な視点で見ると、デザインという点で「VAIO typeT Rはちょっと気恥ずかしいなっ」,という印象を持っていたが,VAIO type Tは派手すぎず、それでいてVAIOらしさをしっかり主張している。また、下位モデルとソニースタイル専用モデルに準備されたバーガンディーブラウンは女性に受けが良さそうだ。
気になる点があるとすれば,背面側に飛び出したパッテリーのためにVAIO type TRよりも底面積が大きくなってしまったことと,店頭上位モデルであるVGN-T70B/Lでも標準搭載のメモリが256Mバイトであることだろうか。実際、Windows XPを快適に利用しようとすると256Mバイトを超えるメモリが必要なのは周知の事実であるし,今回使用していても、やはり256MBでは苦しいと何度か思った。
ソニースタイルモデルであれば購入時にOSもメモリも色も自由に選択できるのだが,VAIO type TRでは店頭モデルも上位モデルは512Mバイトを標準装備していただけに、少々気になってしまった。2スピンドルの小型ノートは、1台で何でもこなしたいユーザー層の需要も多いのだろうが,上位モデルはヘビーモバイルユーザーにある程度合わせた標準スペックでもいいのではないのだろうか。