ニコンの販売子会社であるニコンカメラ販売は9月16日、24ミリ相当からの広角3.5倍ズームEDニッコールレンズと2/3インチ約800万有効画素CCDを搭載したマニュアルコンパクトデジカメ「COOLPIX 8400」を10月1日に発売すると発表した。価格はオープンで、予想実売価格は11万円程度。
同カメラの最大の特徴は、コンパクトデジカメとしては初めて、焦点距離24ミリ相当(35ミリフィルムカメラ換算)からの広角3.5倍ズームレンズを搭載したこと。また、非球面レンズ3枚とEDレンズ2枚を採用することで、歪みと色収差を良好に補正している。
オートフォーカスには、AF測距センサーによる位相差検出方式とコントラスト検出方式を組み合わせたハイブリッドAFを採用。露出アンダー部分だけを自動的に補正して適正露出に近づけるD-ライティング機能や、画質劣化の少ない約1/2JPEG圧縮モード「EXTRA」を新たに搭載した。
なおCOOLPIX 8400は、同社が同時に発表した位相フレネル(PF)レンズ採用のテレコンバータ「TC-E3PF」がオプションで使用できる。
COOLPIX 8400の主な仕様は以下の通り。
製品名 | COOLPIX 8400 |
---|---|
撮像素子 | 2/3インチ約800万有効画素CCD |
レンズ | 3.5倍ズームニッコールレンズ、焦点距離24〜85ミリ(35ミリフィルムカメラ換算)、開放F値2.6〜4.9 |
撮影範囲 | 50センチ〜∞、3センチ〜∞(マクロ、マニュアルフォーカス時) |
最大画像サイズ | 3264×2448ドット(静止画)/640×480ドット(動画) |
記録メディア | コンパクトフラッシュ |
ファインダー | 電子ビューファインダー |
液晶ディスプレイ | フリーアングル機構付き1.8インチ13万4000画素高透過アドバンスト液晶 |
感度 | オート、ISO 50/100/200/400相当 |
オートフォーカス | AF測距センサーによる位相差検出方式とコントラスト検出方式、AF補助光付き |
AFエリア | 中央/5カ所(自動選択)/9カ所(手動選択) |
シャッタースピード | 1/3000〜8秒、10分までの長時間露出 |
撮影モード | オート/シーン(15種類)/プログラムオート(P)/シャッター優先オート(S)/絞り優先オート(A)/マニュアル露出 |
露出補正 | ±2EV、ステップ:1/3EV |
測光方式 | 256分割マルチ測光/中央部重点測光/スポット測光(中央部)/AFスポット測光 |
ホワイトバランス | オート、プリセット、マニュアル6種類 |
連写 | H:約2.3コマ/秒、L:1.2コマ/秒 |
バッテリー | リチウムイオン充電池 |
サイズ | 113(幅)×75(奥行き)×82(高さ)ミリ |
重量 | 400グラム(本体のみ) |
予想実売価格 | 11万円程度 |
発売日 | 10月1日 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.