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2004/10/13 13:01 更新

レポート
これからのエステサロンはタブレットPCに業務支援される milax (1/2)

オープン当初からタブレットPCによる業務支援システムを導入したエステサロン「milax」。受付から施術、精算に至るまで、無線LANでサーバと接続したタブレットPCによって入力が行われる。導入の経緯とメリットについて担当者に聞いた。

システム構築に至った経緯は

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milax受付

――タブレットPCを使用した業務支援システムを導入されたとのことですが。

佐藤 弊社株式会社カブは事業構築にかかわるコンサルティングが本業なのですが、ある日某大手エステサロンから、「カルテを収納する棚がいっぱいになってしまったので、何かいい棚はないですか?」という相談を受けました。だったら電子化したほうがいいですよとは申し上げたのですが、2年ほど前の当時は、タブレットPCもなく、導入に至らなかったということがありました。

 そのころ弊社はまだサロン運営はやっていなかったのですが、エステではこんなにカルテが場所をとるんだ、ということは認識していました。捨てるわけにはいかないものですから。

――以前にもペンつきのシステムを検討されたことがあったとのことですが、ペンにこだわられた理由というのは何でしょう?

佐藤 リアルの業務として考えてみると、こういったシステムがないところではそのつどカルテに記入しているわけではないのです。接客の合間に小さい紙切れのメモ用紙のようなものを持って忘れないように書いておき、閉店後にカルテに記入するというエステサロンさんが多いのです。

 閉店後に改めて記入していては2回書くことになるので時間が無駄になります。またペンで施術の記録を絵で描くという点においては他に変えようがない。それであればペン入力してしまえば1回ですむので効率的かなと。コアの業務を変更する必要もありませんから。

――そこではPCであって、PDAとかではなかったと?

佐藤 なかったですね。PDAでもいいのですが、ボディマップを出そうとすると画面に入りきらない。それに、この画面で基本的にレジ機能もつけたかった。それを考えるとこのくらいの画面はどうしても必要です。

 hpマシンはこのキーボードとの合体が面白かった、というのはありましたね。実際に既にPCが使えるようになったスタッフはキーボードで入力をしたりもしています。フリーワードはキーボードで書いて、ボディマップはペンで、といったように。

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ボディマップ。施術をするエステティシャンが手描きで入力を行う

最新エステサロン事情

――タブレットPCによる業務支援システムの導入には、エステサロンの最新事情も関連しているそうですが。

佐藤 業界の現状として、日本で登録されているエステサロン、約1万7千軒ほどありますが、そのうち約7割がマンションの一室などを使用した個人サロン、と言われています。そうした個人サロンでもユーザーニーズとして複合的なサービスを求められてきているようです。そうなると、顧客管理やカルテ管理などの部分はますます煩雑になってきます。従来型の紙や、キーボード・マウスを使ったPC入力、という手段では対応が難しく、また、コア業務に支障を来たすことも想像に難くありません。

 milaxでは、ボディからフェイシャル、リフレクソロジー、ネイル、ヘアといった美容メニューと、さらにはクリニックも併設しています。女性のためのワンストップサービスを提供していくことがmilaxの使命ですが、実現させるためには、より高度かつユーザーフレンドリーな業務支援システムが必要となってきます。

 milaxのような美容と医療のサービスサロンは、ここ1〜2年で増えてきています。milaxではこのような業務支援システムの導入により、オペレーションと顧客管理の一元化という点で差別化が可能と考えています。

 またエステティックのメニューは、アパレルなどと同様にユーザーニーズが刻一刻と変化していきます。このシステムでは当然のことながら、「顧客」「売り上げ(メニュー)」が紐付いていますので、より迅速にMDの再構築をすること、すなわちメニューの見直しを行い、売り上げに結びつけることが可能です。従来型の紙カルテではいわゆる「待ち」でしかなかったものを、システム導入により「攻め」の体制の戦略立てが実践できます。

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昨年の10月のオープン当初からタブレットPCをカウンセリングに使用している

タブレットPCをどのように業務システムに組み入れているか

――ここでは何台のタブレットPCが使われているのでしょう?

佐藤 5台です。それと受付のデスクトップ1台も、システムにログインできるようになっています。サーバはスタッフルームの奥にあります。2003サーバでSQL組んで、なおかつ開発は.netです。

 無線LANについても、このフロアのどこでも繋がって使えます。無線LANのアクセスポイントは2つで、これですべてカバーできています。タブレットPCはサーバとだけ通信できるようになっていて、ここで完結しています。外のインターネットには別ネットワークでつなげています。セキュリティ的にも、一応クローズできている、ということになります。

――タブレットPCがどのように業務に使用されているか、教えていただけますでしょうか。

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[大出裕之,ITmedia]

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