日本ではいわゆるB5サイズの小型ノートPCが一定の市場を確保しているが、世界的に見るとニッチな市場である。その最大の理由はキーピッチの狭さであり、欧米人にはフルピッチサイズとなる19ミリが少しでも狭くなると、とたんに入力のしにくさを感じてしまうらしい。
今回試用する、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)「nx4800/CT」は、ほどよく小型ながら1280×768ドット表示(WXGA)対応の14インチワイド液晶ディスプレイを搭載し、ほぼ全域19ミリピッチ(フルピッチ)キーボードを採用するパーソナルノートPCだ。
日本HPは、B5モバイルモデル「nc4010」というモデルもラインアップしている。このモデルの本体サイズは279.4(幅)×233.7(奥行き)×27.9(高さ)ミリであるのに対し、nc4800は334(幅)×230(奥行き)×33(高さ)ミリとなる。nc4800は14インチワイド液晶を搭載するため、幅こそやや広いものの、奥行きや高さはさほど変わらない。
なお、重量こそは約2.36キロとモバイルノートというにはやや重いが、14インチワイド液晶にCeleron M 330、CD-RW/DVDコンボドライブ搭載の2スピンドルマシンとしてはかなり安価な、11万9700円(標準構成モデルの場合)という価格も大きな魅力である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.