「普通プラスαがいい」という人のための、オトナのノート――日本HP「nx4800/CT」(1/3 ページ)

» 2004年10月29日 22時13分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

 日本ではいわゆるB5サイズの小型ノートPCが一定の市場を確保しているが、世界的に見るとニッチな市場である。その最大の理由はキーピッチの狭さであり、欧米人にはフルピッチサイズとなる19ミリが少しでも狭くなると、とたんに入力のしにくさを感じてしまうらしい。

 今回試用する、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)「nx4800/CT」は、ほどよく小型ながら1280×768ドット表示(WXGA)対応の14インチワイド液晶ディスプレイを搭載し、ほぼ全域19ミリピッチ(フルピッチ)キーボードを採用するパーソナルノートPCだ。

photo 日本ヒューレット・パッカード「nx4800/CT」

14インチワイド液晶搭載ながら、標準構成モデルは11万円からという価格

 日本HPは、B5モバイルモデル「nc4010」というモデルもラインアップしている。このモデルの本体サイズは279.4(幅)×233.7(奥行き)×27.9(高さ)ミリであるのに対し、nc4800は334(幅)×230(奥行き)×33(高さ)ミリとなる。nc4800は14インチワイド液晶を搭載するため、幅こそやや広いものの、奥行きや高さはさほど変わらない。

photo 光学ドライブ、メモリカードスロット、USB(本体正面から見て、手前と奥に二つ)などが配置される本体右側
photo PCカードスロット、USB、モデム、LAN、専用拡張コネクタ、外部ディスプレイなどが配置される本体左側
photo メモリスロット、Mini-PCIスロット、HDDベイがある本体裏面のカバーをはずしたところ

 なお、重量こそは約2.36キロとモバイルノートというにはやや重いが、14インチワイド液晶にCeleron M 330、CD-RW/DVDコンボドライブ搭載の2スピンドルマシンとしてはかなり安価な、11万9700円(標準構成モデルの場合)という価格も大きな魅力である。

photo 光学ドライブは右側に設置される。BTOメニューによりDVD-ROM、CD-RW/DVDコンボ、8倍速DVD+R記録対応DVD+RWドライブの選択ができる
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