ASUSは11月13日、秋葉原リナックスカフェ・ディ・プロントにて、同社新製品の展示やデモ、ノートベアボーンなどの組立教室を行う「ASUS独自機能デモイベント」を行った。
会場の中央スペースにデモ機を配置、そして周囲に製品展示がなされているといったレイアウトとなっていた。
展示されていた製品は既に登場しているものがほとんどであったが、一番の注目どころは、NVIDIA製最新チップセット「nForce4 SLI」を搭載した未発表のAthlon 64用マザーボード「A8N-SLI Deluxe」だ。
A8N-SLI Deluxeは、PCI Express 16Xスロットを2基搭載し、その間にノート用メモリのような独自のスロットが用意されている。ここに独自の設定用カードを装着することで、SLIモードの切り替えが可能になる。
nVIDIA SLIモードにすると、これら2本のPCI Express 16Xスロットがそれぞれ8Xで動作、2枚のカードが同時に稼動する仕組みとなっている。SLI非対応のグラフィックスカードをシングル使用する場合には、設定をシングルモードにすることで、下のPCI Expressスロットを使用不可にして上のスロットのみを16Xで動作させることもできる。
価格は現時点では未定。発売時期は12月中旬、遅くとも年内には発売される予定となっている。また「発売時期は未定ですが、nForce4 Ultraだと思われるチップセットを搭載した、Athlon 64マザー“A8N-E Deluxe”の発売も予定しています」(広報担当の岩崎氏)。
イベントのタイトルにもなっていた「ASUS独自機能デモ」については、同社製グラフィックスカードと組み合わせることにより利用可能となるアプリケーション「GameFace Live」や「VideoSecurity Online」などの機能についての体験デモが行われた。
GameFaceは、3Dゲーム画面内でビデオチャットが行えるソフト。前バージョンでは1対1の会話しかサポートされていなかったが、今回のバージョンGameFace Liveでは、最大8人での同時会話が可能になるようだ。ゲーム中などでもこの枠内に対戦相手の顔を表示させたりヘッドセットを使って会話したりすることが可能となる。対応グラフィックスカードはASUS製品のうち、V8000番台以降の製品となる。
なお、対応TVキャプチャーカードを装着することで、GameFace Liveのウィンドウ内にTV画面を表示させるといったことも可能で、ゲーム中のチャット以外にも色々な使い方ができるソフトであることを強調していた。
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